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令和8年度社会保険診療報酬に関する改定・新設要望書 (33 ページ)

公開元URL
出典情報 「令和8年度社会保険診療報酬に関する改定・新設要望書」提出(5/28)《全国自治体病院協議会》
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出来高 改正要望

NO

改正・
要望部
新設 点数表区分

区分

49

栄養

改正

B001

要望項目

現行

栄養食事指導病名の 糖尿病、腎臓病、肝臓病、
拡大
膵臓病、脂質異常症、が
ん、摂食嚥下障害、てんか
ん食等

要望

要望理由

慢性閉塞性肺疾患(COPD)、イレウ 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者は、低栄養状態
ス、胃瘻食(重症心身障害児)、閉 に陥りやすいうえに予後不良となりやすい。
塞性黄疸が認められない胆石症患 がんの手術後は癒着性イレウスが起きやすくなり、
者の脂肪制限指導を算定病名に追 食事療法を間違えると何度も入院を繰り返す。患者
の食習慣や普段の食事内容、咀嚼力等の聞き取り


を行い、食事管理を行うことでイレウス再発予防で
き、再入院を避けるためにも栄養指導は必須と考え
る。
胃瘻食については、注入できる形態であるミキサー
食の調整や栄養管理には十分な指導を必要とする
ことや、ミキサー食の導入により、医薬品経腸栄養
剤からの移行も視野に入れることができるうえに、
在宅でより良い管理が行える等メリットは大きい。
閉塞性黄疸は胆石が胆管に落下した場合に起きる
症状であり、発熱、腹痛、黄疸が症状として認めら
れる。内科入院しERCPにて胆石除去後も胆のうや
肝内胆管に胆泥・胆石が認められる為、一旦退院し
再入院後に消化器外科にて外科手術にて胆嚢摘
出が行われる。この1~2ヶ月の期間は、胆石が胆
管へ落下しないよう脂肪制限食を摂取していただく
ため、黄疸が認められない患者に対しての栄養指
導が必要となり、新規対象病名として要望する。
これらの病態では、栄養指導による状態改善を行う
ことで、医療資源抑制が可能と思われるため、栄養
食指導料の算定を要望する。

50

栄養

改正

入院時
食事
療養費

入院時食事療養費の 食事療養費Ⅰ
1食につき690円
増額

流動食のみを提供する場合
625円

食事療養費
1食につき690円
(流動食のみを提供する場合も同額)

29

平成28年の診療報酬改定により、濃厚流動食が
640円から575円と引き下げられたが、早期より経腸
栄養を開始することのメリットは明確で、積極的な導
入が図られている。また、バックタイプ濃厚流動食
の導入がすすむことで、衛生的かつ移し替え不要
で、看護師の業務負担軽減に効果は大きい。また、
個別化の栄養管理を行うためには疾患に合わせた
濃厚流動食も必要になり、様々な効果が期待できる
反面、コストはかなり高くなる。加えて近年の食品物
価高騰を受け、もともと価格設定の高い濃厚流動食
は10%以上上昇しており、病院における食事療養
費と同様な状況に置かれている。
濃厚流動食においては、食事と同様の食事療養費
とすることを合わせて要望する。濃厚流動食のみに
ついても、食事と同様の食事療養費とすることを要
望する。

必要な機器・材
医師
料とその価格等

看護


その


所要
時間