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03資料1-1森野委員提出資料(高齢者に対するインフルエンザワクチンファクトシート) (16 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64997.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第32回 10/22)《厚生労働省》 |
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表1.高齢者に対して日本で製造販売承認されているインフルエンザワクチン(2025 年 7 月現在)
①
不活化インフルエンザ HA ワクチン
本剤は、インフルエンザウイルスの A 型及び B 型株をそれぞれ個別に発育鶏卵で培養し、増殖したウ
イルスを含む尿膜腔液をしょ糖密度勾配遠心法等により精製濃縮後、ウイルス粒子をエーテル等により
処理してヘムアグルチニン(HA)画分浮遊液とし、ホルマリンで不活化した後、リン酸塩緩衝塩化ナトリ
ウム液を用いて各株ウイルスの HA が 15μg 以上含まれるよう希釈調製したスプリットワクチンである
。HA は、インフルエンザウイルスの表面抗原の一つであり、ウイルスの宿主細胞への吸着に関与
33 34 35
している。本剤の接種により、HA に対する抗体が産生され、インフルエンザウイルスの防御抗体として
働くことで、インフルエンザの予防が期待される。スプリットワクチンは、1970 年第初頭まで使用され
ていたウイルス粒子をそのまま不活化した全粒子ワクチンより副反応が少なく安全性に優れている一方、
免疫原性が低い傾向があるとされてきた 36 37。13 歳以上の者については、0.5mL を皮下に、1 回又は 2
回およそ 4 週間の間隔をおいて注射する。なお、本剤は小児においても製造販売承認されており、6 か月
以上 3 歳未満の者に対しては、0.25mL を皮下に、3 歳以上 13 歳未満の者には 0.5mL を皮下に、およそ
4 週間の間隔をおいて 2 回注射する。
②
高用量インフルエンザ HA ワクチン
本剤は、インフルエンザウイルスの A 型及び B 型株をそれぞれ個別に発育鶏卵で培養し、増殖したウ
イルスを含む尿膜腔液をゾーナル遠心機によるしょ糖密度勾配遠心法により精製し、ウイルス粒子をポ
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①
不活化インフルエンザ HA ワクチン
本剤は、インフルエンザウイルスの A 型及び B 型株をそれぞれ個別に発育鶏卵で培養し、増殖したウ
イルスを含む尿膜腔液をしょ糖密度勾配遠心法等により精製濃縮後、ウイルス粒子をエーテル等により
処理してヘムアグルチニン(HA)画分浮遊液とし、ホルマリンで不活化した後、リン酸塩緩衝塩化ナトリ
ウム液を用いて各株ウイルスの HA が 15μg 以上含まれるよう希釈調製したスプリットワクチンである
。HA は、インフルエンザウイルスの表面抗原の一つであり、ウイルスの宿主細胞への吸着に関与
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している。本剤の接種により、HA に対する抗体が産生され、インフルエンザウイルスの防御抗体として
働くことで、インフルエンザの予防が期待される。スプリットワクチンは、1970 年第初頭まで使用され
ていたウイルス粒子をそのまま不活化した全粒子ワクチンより副反応が少なく安全性に優れている一方、
免疫原性が低い傾向があるとされてきた 36 37。13 歳以上の者については、0.5mL を皮下に、1 回又は 2
回およそ 4 週間の間隔をおいて注射する。なお、本剤は小児においても製造販売承認されており、6 か月
以上 3 歳未満の者に対しては、0.25mL を皮下に、3 歳以上 13 歳未満の者には 0.5mL を皮下に、およそ
4 週間の間隔をおいて 2 回注射する。
②
高用量インフルエンザ HA ワクチン
本剤は、インフルエンザウイルスの A 型及び B 型株をそれぞれ個別に発育鶏卵で培養し、増殖したウ
イルスを含む尿膜腔液をゾーナル遠心機によるしょ糖密度勾配遠心法により精製し、ウイルス粒子をポ
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