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06 高等教育局主要事項 -令和8年度概算要求- (14 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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数理・データサイエンス・AIを活用した文理横断・融合教育強化事業 令和8年度要求・要望額
現状・課題


人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(令和7年6月
4日施行)をはじめ、我が国として、様々な場面での生成AIやロボットの積極的
な利活用を推進しており、文系理系問わず、一定の素養を有した人材の確保・
育成が急務



経済産業省が推計した2040年の就業構造を踏まえると、AIやロボットを適切に
活用できる人材の不足が見込まれる中、高等教育機関においても産業界に適切
な規模で人材を輩出するために、文系学生に理系的素養を身に付ける教育の
質的な変換を加速化していくことが必要



5億円
(新規)

< 2040年における就業構造の推計 >

【出典】2040年の産業構造・就業構造の推計(2025年5月 経済産業省作成)

< 数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度 >

数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度により、全国の大学において、
様々なデータやAIを活用するための素養を身に付ける環境は整ってきたが、プログ
ラムの履修率・修了率の向上や、急速な技術革新や社会の変容に適切に
対応できる人材を輩出するための教育の質的な向上が課題。

各大学で実施している数理・データサイエンス・AI教育の高度化を通じて、文系学生も含めて様々な職種で活躍できる教育の質的な転換を図る

事業内容
 文系学部も含めた各学部の教育カリキュラムに、数理・データサイエンス・AI
教育プログラムを卒業要件上必須と位置付ける教育改革を進める大学に
おいて、プログラムの構成内容や大学の規模感等を踏まえつつ、改革を推進
するための必要な環境整備を実施
 選定大学においては、教育改革に伴う課題や必修化に伴って、学生の身に
付けた能力や進路状況を検証し、他大学においても導入可能な教育モデル
等を作成し、横展開を図る
事業実施期間

令和8年度~令和12年度(予定) 件数・単価

<社会科学系における教育モデルの展開イメージ>
【A大学におけるプログラム構成科目】
【A大学】

選定大学を中心に、専門分野に応じて数理・データサイエンス・AI教育が
必修化されたカリキュラムを形成し、文系学生も含めてこれらの実践的な
能力を有した人材を育成・輩出

【D大学】

【B大学】

5拠点 × 0.8~1億円程度

期待される効果

基礎
科目

【C大学】

発展
科目

データ・AIリテラシー

(2単位)

数学・統計学基礎

(2単位)

生成AI活用

(2単位)

サイバーセキュリティ入門(2単位)
データサイエンス演習

(1単位)

ビックデータ分析

(1単位)

統計学演習

(1単位)

併せて、数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度を通じて、
全学での応用基礎レベルの認定を行うことで、大学の取組を後押し
(担当:高等教育局専門教育課)

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