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06 高等教育局主要事項 -令和8年度概算要求- (13 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/r01/1420668_00003.html
出典情報 令和8年度文部科学省 概算要求等の発表資料一覧(8/29)《文部科学省》
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大学・高専機能強化支援事業(成長分野をけん引する大学・高専の機能強化に向けた基金)
令和8年度要求・要望額
(令和4年度第2次補正予算額

9億円
3,002億円)

事業実績・成果

(例)桃山学院大学
●これまで3回の公募により、合計261件を選定 合計約2.2万人(※)の理系分野の入学定員増 工学部地域連携DX学科
⇒ 地方大学を中心に全国的な成長分野に係る定員の増加に寄与

現状・課題

(※)既存の理系分野から成長分野への転換も含む

(令和8年度改組予定)
※学部名は基金申請時のもの

●少子高齢化に加え、2040年には、生産年齢人口の減少による働き手不足により、
我が国の社会経済構造は大きく転換。
●一方で、今後求められる理系人材を輩出する理系学部定員が未だ少ない状況。
●特に、定員のボリュームゾーンである大都市圏の大規模大学における理系転換が求
められるが、現状の基金事業では十分には対応しきれていない課題もあり、進んでい
ない状況。(主な課題:理系学部設置のための高額な施設・設備投資や土地確保、
教員確保(人件費含む)、受験生確保、文系学部の規模・質の適正化等)

<理系学部定員の少なさ>

●成長分野における即戦力となる人材育成を行う高専について、公立高専の新設の動き
もある状況。

取組内容

将来の社会・産業構造変化を見据え、大規模大学を含めて、成長分野への学部等転換を一層強力に推進

【事業スキーム】

① 学部再編等による特定成長分野(デジタル・グリーン等)への転換等(支援1)

文部科学省

○支援対象:私立・公立の大学の学部・学科(理工農の学位分野が対象) ※原則8年以内(最長10年)支援
基金造成
○支援内容:①「成長分野転換枠」(継続分)・学部再編等に必要な経費20億円程度まで(定額補助)
②「大規模文理横断転換枠」【新設】 大規模大学を含め、文理横断の学部再編等を対象にした支援枠を新設
(独)大学改革支援・学位
・施設設備等の上限額を引き上げるとともに、支援対象経費に「新設理系学部の教員人件費」、「土地取得費」、「定員減の文系学部 授与機構(NIAD-QE)
の質向上支援(例:ST比改善支援等)」等を追加
・高校改革を行う自治体、DXハイスクール・SSHとの継続的な連携や、大学院の設置・拡充、産業界との連携実施の場合に上限額・
助成金交付
助成率引き上げ
・理系・文系学部の定員増減数、収容定員の理系比率、教育課程や入学者選抜における工夫等の要件・確認を実施
○受付期間:令和14年度まで
※国公私立の高専(情報系分野)を対象に、受付期間を原則令和10年度まで延長 大学・高専
② 高度情報専門人材の確保に向けた機能強化(支援2)
(支援内容は原則継続(10億円程度まで(定額補助)、最長10年支援等))

期待される効果 大規模大学の学部再編等も契機にしつつ、我が国の大学等の文理分断からの脱却を含む成長分野への組織転換を図ることで、社会

経済構造の変化に対応できる人材を育成・輩出し、一人一人の豊かさや我が国の国際競争力の向上、新たな価値の創造等に資する

(担当:高等教育局専門教育課)

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