特別養護老人ホームにおけるサービス 提供のあり方に関する調査研究事業 報告書 (103 ページ)
出典
公開元URL | https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2025/04/koukai_250425_08.pdf |
出典情報 | 「特別養護老人ホームにおけるサービス提供のあり方に関する調査研究事業 (令和6年度老人保健健康増進等事業)」の報告書及び手引きについて (6/13)《厚生労働省》 |
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協力医療機関と共有している割合は 51.3%であった。
○施設において『緊急時等における対応方法』を定める際の課題について、
「作成や見
直しをするための時間の確保が難しい」が 61.9%と最も多かった。
(5) 医療処置の実施状況等
○各医療処置についての受け入れ方針について、
「入所は断らない」の割合は「摘便・
浣腸」が 91.5%と最も多く、次いで「褥瘡・創傷の処置」が 74.0%、
「膀胱留置カテ
ーテルの管理」が 71.9%であった。また、
「新規の入所は断り、入所中の者に必要と
なった際は退所となる」の割合は「レスピレータの管理」が 90.8%と最も多く、次
いで「中心静脈カテーテルの管理(CV ポートを含む)」が 82.1%、「モニター測定
(心電図や SpO2 等の 24 時間常時測定)」が 79.0%であった。
○令和6年9月1か月における、該当の医療処置が必要な入所者が1人以上いる事業
所の割合について、
「褥瘡・創傷の処置」が 87.2%と最も多く、次いで「浣腸・摘便」
が 85.7%であった。
○令和6年9月1か月において、施設の看護師が1回以上行った医療処置について、
「褥瘡・創傷の処置」が 87.4%と最も多く、次いで「浣腸・摘便」が 87.2%、「たん
の吸引」が 84.0%であった。
(6) オンライン診療の実施状況
○令和6年4月~9月にオンライン診療を受診した入所者がいた割合は 5.1%であっ
た。オンライン診療の実施件数の内訳は、
「状態の確認、相談対応」が 59.2%と最も
多く、次いで「定期処方薬の処方」が 30.8%であった。
○オンライン診療のメリットとして、「入所者の移動・待機にかかる負担が軽減され
る」が 48.9%と最も多く、次いで「職員の送迎にかかる負担が軽減される」が 46.9%
であった。
○オンライン診療のデメリットとして、「対面時と比較して細やかな診察が受けられ
ない」が 38.3%と最も多く、次いで「受診に必要な機器・通信環境の準備に費用が
かかる」が 25.8%であった。
(7) 医療ニーズがある方の受け入れのための課題や受け入れのために必要な取組
○医療ニーズがある方の受け入れのための課題について、「夜間に対応可能な体制が
構築できない」が 72.5%と最も多く、次いで「医療的ケア(喀痰吸引や経管栄養等)
が行える介護職員が不足している」が 63.7%であった。
○医療ニーズがある方の受け入れのために必要な取組について、
「人員配置の充実(看
護職員)」が 70.5%と最も多く、次いで「人員配置の充実(介護職員)」が 67.3%で
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