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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (206 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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本症例は、市販後調査(非介入試験)から入手した消費者による
報告。36 歳、女性、遺伝性血管浮腫3型のため、イカチバント酢
酸塩(Icatibant)(シリンジ型注射用液剤)を投与され、遺伝
性血管浮腫(呼吸困難、咽頭浮腫)、呼吸不全及び遺伝性血管浮
腫(悪天候時、症状が出現すると、家族で入院する)が発現し
た。報告された非重篤事象についても以下に示す。

併用被疑薬として、エラソメラン(スパイクバックス筋注)(注
射剤)(使用理由:COVID−19ワクチン接種)を投与さ
れ、他社併用被疑薬として、ベロトラルスタット塩酸塩(オラデ
オ)(カプセル)(使用理由:不明)を投与された。

治療歴:

家族の既往歴は、遺伝性血管浮腫3型(患者の娘 2 人)。

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呼吸不全

原疾患・合併症及び処置は、遺伝性血管浮腫3型、花粉症(花粉
症がある。春と秋はアレルギー症状が出る。)及び果物アレルギ
ー(パイナップル)。

併用薬は、不明に対するトラネキサム酸、遺伝性血管浮腫3型に
対する乾燥濃縮人C1−インアクチベーター(ベリナートP)。

臨床経過:

2020 年 06 月、被験者はイカチバント酢酸塩(Icatibant)(皮
下)(30 mg、頓用)を開始した。

日付不明、HAE の発作かは不明だが、めまいが起こることがある
(浮動性めまい)。その時フィラジルを打つかを迷うことがあ
る。娘が 2 人共 HAE だが、同症状あり。医師からは HAE の発作な
のかは不明と聞いている。

日付不明、呼吸困難、咽頭浮腫が起こることが度々ある(遺伝性
血管浮腫)。HAEⅢ型と診断されている。フィラジルを打つと収
まる。

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