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資料1-2-3-2   薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(スパイクバックス筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (168 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html
出典情報 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》
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にはきらに上肢挙上が困難となり、歩行や立ち上がりも困難なっ
た。

2022 年 5 月 24 日

精査のために当院を受診。四肢は総じて MMT1−3、両下肢の温痛
覚障害・振動覚障害、上腕三頭筋以外の四肢の腱反射消失のを認
めた。頭部 MRI 異常なし、頚椎 MRI は頚椎症の所見、末梢神経伝
導検査で両 Tibial の Amp 低下を認め

た。RF(‐)、フェリチン高値、抗核抗体(‐)、補体低下(‐)、
MPO-ANCA(‐)、PR3ANCA(‐)、甲状腺機能正常。ワクチン接種か
ら 1−2 週間後の発症、四肢脱力、四肢の腱反射消失、神経伝導
検査で軸索障害を認め、ワクチン接種後のギラン・バレー症候群
と診断した。(頚椎症による症状ではないと判断)。診断時はすで
に発症から時間が経過しており、免疫療の法は施行せず、リハビ
リで経過をみる方針とした。上肢は自然経過でわずかに回復した
が、重度の四肢脱力と歩行障害が残存している。

臨床症状:

発見日:2022 年 2 月 14 日

両側性かつ弛緩性の上肢や下肢の筋力低下、筋力低下を来した上
肢や下肢における深部腱反射の低下または消失

報告時点までの、症状の極期における Hughes の機能尺度分類:
ベッド上あるいは車椅子に限定(支持があっても 5m の歩行が不
可能)

疾患の経過:

単相の疾患パターンを有し、筋力低下の発現から最悪の状態まで
の間隔が 12 時間から 28 日間であって、その後に臨床的安定期を
迎えた(報告時点までの内容を元に選択)

先行感染の有無:なし

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