よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2障害者総合支援法改正法施行後3年の見直しについて(議論の整理(案))~各論~ (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00056.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第129回 5/16)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

これまでの部会における御意見(続き)
○ お示しいただいた方向性として、本人の望む暮らしに向けた様々な選択肢が増えることは望ましいことだと考える。
利用者の選択肢が増えることで制度が複雑化するため、ケアマネジメントの充実が必要。ダブルケアマネジメントとならぬよう、主たる担
当者がはっきりするような制度設計とし、本人の生活状況をよく分かっている立場の方がきめ細かなケアマネジメントを行えるように、ケア
マネジメントの在り方を整理していくことが必要。マネジメント人材確保が難航することも考えられ、研修を充実して相談支援専門員に相当
するような方をサービス管理責任者するなど、適切な人材確保の在り方についても見当が必要ではないか。
○ 今回の新たなグループホームの類型について、新しくグループホームに入居されている方たちに一人暮らしに向けたサービスが提供さ
れることはすごく大切である。グループホームの中だけで将来が限られるものではなく、地域で一人暮らしまたはパートナーと暮らせるよう
な可能性が広がっていくことはすごく重要である。今までのグループホームの形がいいとか悪いとかという話ではなく、精神障害者や他の
障害をお持ちの方も、新たな可能性、選択肢が増えること自体がとても重要。その後、一人暮らしを進め、暮らしを継続するためにも、相談
支援の手厚さ、地域移行、地域定着、自立生活援助の充実が大変重要だと思う。私も精神障害者の当事者だけれども、過去にもしもグ
ループホームでこういった類型があれば利用してみたかったという思いもある。この新たな類型のグループホームがあって、一人暮らしが
進んで、自分の思い描く生活が実現できるための道筋が見えることが大切である。

○ 新たなグループホームの類型については、東京都の事例が成功している要因をもう少し分析はしてはどうか。他の自治体にも適用でき
るのか検討が必要。利用者にとっては、選択肢が増え進めていくべきということもあれば、既存のグループホームの類型で工夫ができるの
ではないかという両論だが、その成功要因を横展開できるのかということも含めて検討してはいかがか。
○ 障害者の一人暮らしは、所得保障、夜間帯も含めた支援体制、住まいの確保が重要な要素。夜間帯を含めた支援体制については、本
当に多様な者が連携する必要があり、さらなる充実をお願いしたい。住まいの確保も、住宅施策との連携も踏まえて取組の推進をお願い
したい。これらは、地域移行後だけではなく、地域移行前の段階、準備段階から確保される必要があるため、準備の段階からこれらの要素
が満たされるような仕組みの検討をお願いしたい。
○ 居住支援の在り方を全体的に俯瞰して、その中でグループホームをどう位置づけるかという議論が必要なのではないか。
○ 通過型グループホームが活用できることは有効な手段になるかもしれないが、一人暮らしに向けたスピードは人それぞれであるため、
個別の状況によって柔軟に延長できるしくみも必要。通過型グループホームの整備の方針の打ち出し方には留意が必要で、まずは地方
都市等で実施検証してから全国展開していくことが望ましい。
○ 一人暮らしができるように支援をするということを強調しているが、仲間と共にお互いに見守りながら生活ができるようにしていくというこ
とで、そういう考え方から支援することが必要なのではないか。一人暮らしをしてまた戻る、いわゆるUターンは、施設に空きがある状態、
受皿が必ず確保しないと現実的にはかなり厳しいのではないか。そのための報酬等体制も検討が必要ではないか。

14