ロボット手術について
○ 内視鏡手術用支援機器を用いた内視鏡手術（ロボット手術）は、平成24年度診療報酬改定以降、累次の改定毎
に新たな技術が保険適用され、現在、32項目のロボット手術が保険適用されている。
○ 平成30年度診療報酬改定では、ロボット手術のうち、既存技術と同等程度の有効性・安全性があると評価され
たものについては、対応する優先度が高い技術とし、その診療報酬上の評価は、既存技術と同程度とすることと
された。現時点で既存技術と比較して追加評価されている術式は６項目に留まっている。
診療報酬項目

診療報酬項目

K082-7 人工股関節置換術（手術支援装置を用いるもの）

K655-5_1, 3 腹腔鏡下噴門側胃切除術
１ 単純切除術
３ 悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器を用いるもの）

K374-2 鏡視下咽頭悪性腫瘍手術（軟口蓋悪性腫瘍手術を含む。）
K394-2 鏡視下喉頭悪性腫瘍手術
１ 切除 ２ 全摘

診療報酬項目

K502-5 胸腔鏡下拡大胸腺摘出術

K657-2_1, 4 腹腔鏡下胃全摘術
１ 単純全摘術
３ 悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器を用いるもの）

K504-2 胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術

K674-2 腹腔鏡下総胆管拡張症手術

K513_3, 4 胸腔鏡下肺切除術
３ 区域切除
４ 肺葉切除又は１肺葉を超えるもの

K695-2 腹腔鏡下肝切除術
１ 部分切除
イ 単回の切除によるもの
ロ 複数回の切除を要するもの
２ 外側区域切除 ３ 亜区域切除
４ １区域切除（外側区域切除を除く。）
５ ２区域切除 ６ ３区域切除以上のもの

K513-2 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術

K514-2_2, 3 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術
２ 区域切除
３ 肺葉切除又は１肺葉を超えるもの
K529-2 胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術
１ 頸部、胸部、腹部の操作によるもの
２ 胸部、腹部の操作によるもの
K529-3 縦隔鏡下食道悪性腫瘍手術
K554-2 胸腔鏡下弁形成術
１ １弁のもの ２ ２弁のもの
K555-3 胸腔鏡下弁置換術
１ １弁のもの ２ ２弁のもの
K655-2_1, 3 腹腔鏡下胃切除術
１単純切除術
３悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器を用いるもの）

K754-2 腹腔鏡下副腎摘出術
K755-2 腹腔鏡下副腎髄質腫瘍摘出術（褐色細胞腫）
K773-5 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術（内視鏡手術用
支援機器を用いるもの）
１ 原発病巣が７センチメートル以下のもの
２ その他のもの
K773-6 腹腔鏡下尿管悪性腫瘍手術（内視鏡手術
用支援機器を用いるもの）
K778-2 腹腔鏡下腎盂形成手術
K803-2 腹腔鏡下膀胱悪性腫瘍手術
１ 全摘（腸管等を利用して尿路変更を行わないもの）
２全摘（回腸又は結腸導管を利用して尿路変更を行うもの）
３ 全摘（代用膀胱を利用して尿路変更を行うもの）

K702-2 腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術
１ 脾同時切除の場合 ２ 脾温存の場合

K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術（内視鏡手
術用支援機器を用いるもの）

K703-2 腹腔鏡下膵頭部腫瘍切除術
１ 膵頭十二指腸切除術の場合
２ リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合

K860-3 腹腔鏡下腟断端挙上術

K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術
K740-2 腹腔鏡下直腸切除・切断術
１ 切除術 ２ 低位前方切除術
３ 超低位前方切除術
４ 経肛門吻合を伴う切除術 ５ 切断術

K865-2 腹腔鏡下仙骨腟固定術
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術
K879-2 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術（子宮体がんに限る。）

※ 既存手術と比較して追加的に評価されている技術は赤字

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