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総-3個別事項について(その14)技術的事項 (46 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66697.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第633回 12/5)《厚生労働省》
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遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)の概要
○ 遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)は、生殖細胞系列のBRCA1遺伝子又はBRCA2遺伝子の変異(「BRCA1/2
遺伝子変異」)により、乳がんや卵巣がんなどの発症リスクが上昇する疾患概念である。
○ HBOCの遺伝様式は常染色体顕性遺伝であり、病的バリアント保持者の一度近親者(父母、子、兄弟姉妹)が病
的バリアントを保持する確率は50%である。

HBOCハイリスク乳癌患者※におけるBRCA1/2遺伝子変異の割合 HBOCの遺伝形式(常染色体顕性遺伝)
BRCA1陽性

BRCA1及びBRCA2陽性

17%

0%

精子

受精

非保持

変異あり

保持

変異なし

非保持 受け継ぐ可能性は

BRCA2陽性
13%
陰性

BRCA1病的意義不明

63%

3%

子が変異遺伝子を
50%

保持
卵子

n =260

BRCA2病的意義不明
4%

Breast Cancer. 2015 Sep;22(5):462-8.

※ 以下のいずれかに該当する患者(①40歳未満発症、②50歳未満発症かつ50歳未満乳癌発症または卵巣癌の家族歴、③50歳未満かつ2つ以上の原発乳癌発症、④2人以上の乳癌卵巣
癌家族歴、⑤男性乳癌の家族歴、⑥卵巣癌の既往、⑦変異保持者の多い民族、⑧男性乳癌の既往

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