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総-3個別事項について(その14)技術的事項 (4 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66697.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第633回 12/5)《厚生労働省》 |
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鎮静と全身麻酔の分類
○
麻酔管理の際は、使用する医薬品の種類や投与経路に関わらず、鎮静薬・麻酔薬の投与量に伴って鎮静のレベ
ルが連続的に変化するため、患者の反応や生理学的状態に応じて、気道確保等の必要な対応が行われる。
○
中等度鎮静と深鎮静以上の鎮静レベルでは、反応性、気道、呼吸において患者の状態が大きく異なり、特に深
鎮静では全身麻酔と同様に慎重な管理が必要である。関連学会のガイドラインでは、バックアップ体制の構築や
急変時のフローチャートの整備等の院内管理体制の構築が推奨されている。
鎮静と全身麻酔の分類と定義
最小鎮静
中等度鎮静
深鎮静
全身麻酔
反応性
呼びかけに正常に
反応する
呼びかけ、接触刺激
で合目的的に反応
繰り返し、有痛刺激後、
合目的的に反応
有痛性刺激で未覚醒
気道
影響されない
介入不要
介入必要なことがある
しばしば介入必要
自発呼吸(換気)
影響されない
適切
不十分なことがある
頻繁に不十分
心血管機能
影響されない
通常は維持
通常は維持
障害されることがある
慎重な管理が必要
緊急時のためのバックアップ体制
生
理
学
的
状
態
・
鎮静時には、緊急時、蘇生時に必要となる設備・機器がすぐに利用可能である
ように必ず準備し、緊急対応する人員を事前に配置しておかなければならない。
・
鎮静中は患者の看視に専念する医師(または看護師)を配置しなければならな
い。 必要時は的確に緊急時対応バックアップチームに連絡し、バックアップ
チームが到着するまでの間、基本的な救命処置、少なくともバッグマスクによ
る用手換気を実施することができる人員でなければならない。
・
麻酔科医や救急医など、緊急時対応の専門医師が院内にいる場合は、これら
の専門医師が緊急時の鎮静実施体制に関わることを強く推奨する。
全身麻酔
意識の消失(loss of consciousness: LOC)
生体防御反射の消失(loss of protective reflex: LPR)
鎮静薬・麻酔薬投与量
出典:安全な鎮静のためのプラクティカルガイド(日本麻酔科学会)
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○
麻酔管理の際は、使用する医薬品の種類や投与経路に関わらず、鎮静薬・麻酔薬の投与量に伴って鎮静のレベ
ルが連続的に変化するため、患者の反応や生理学的状態に応じて、気道確保等の必要な対応が行われる。
○
中等度鎮静と深鎮静以上の鎮静レベルでは、反応性、気道、呼吸において患者の状態が大きく異なり、特に深
鎮静では全身麻酔と同様に慎重な管理が必要である。関連学会のガイドラインでは、バックアップ体制の構築や
急変時のフローチャートの整備等の院内管理体制の構築が推奨されている。
鎮静と全身麻酔の分類と定義
最小鎮静
中等度鎮静
深鎮静
全身麻酔
反応性
呼びかけに正常に
反応する
呼びかけ、接触刺激
で合目的的に反応
繰り返し、有痛刺激後、
合目的的に反応
有痛性刺激で未覚醒
気道
影響されない
介入不要
介入必要なことがある
しばしば介入必要
自発呼吸(換気)
影響されない
適切
不十分なことがある
頻繁に不十分
心血管機能
影響されない
通常は維持
通常は維持
障害されることがある
慎重な管理が必要
緊急時のためのバックアップ体制
生
理
学
的
状
態
・
鎮静時には、緊急時、蘇生時に必要となる設備・機器がすぐに利用可能である
ように必ず準備し、緊急対応する人員を事前に配置しておかなければならない。
・
鎮静中は患者の看視に専念する医師(または看護師)を配置しなければならな
い。 必要時は的確に緊急時対応バックアップチームに連絡し、バックアップ
チームが到着するまでの間、基本的な救命処置、少なくともバッグマスクによ
る用手換気を実施することができる人員でなければならない。
・
麻酔科医や救急医など、緊急時対応の専門医師が院内にいる場合は、これら
の専門医師が緊急時の鎮静実施体制に関わることを強く推奨する。
全身麻酔
意識の消失(loss of consciousness: LOC)
生体防御反射の消失(loss of protective reflex: LPR)
鎮静薬・麻酔薬投与量
出典:安全な鎮静のためのプラクティカルガイド(日本麻酔科学会)
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