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総-3個別事項について(その14)技術的事項 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66697.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第633回 12/5)《厚生労働省》
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CPAP療法の導入基準及び適切な管理について
○ 睡眠時無呼吸症候群の診療ガイドラインにおいて、保険診療を考慮した診断・治療のアルゴリズムが提示され
ており、AHI(無呼吸低呼吸指数)に応じてCPAP療法の可否が判断される。
○ 各国を比較すると、過度の眠気等の自覚症状のある患者に対する、保険上のCPAPの導入基準となるAHI
の値は15又は5以上としている国が多い。
○ 患者のCPAP装置使用状況を把握可能な機器が広く上市されているところ、1晩あたり4時間以上のCPA
P使用が適切であることや、短時間の使用では有効性が乏しいことが指摘されている。
自覚症状のある患者に対するCPAP導入基準となるAHI
国名



西


日本

保険診療を考慮した睡眠時無呼吸の診断と治療の

アルゴリズム(CPAP療法に繋がる部分のみ抜粋)

AHI

睡眠時無呼吸が疑われる患者





15

15



15

20

出典:日本睡眠学会より提供

簡易モニター

2023年改訂版 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン

(D237 1携帯用装置を使用した場合)等

CPAP 導入患者の一部には、アドヒアランスが良好に維持できない例や、CPAP
治療導入当初の自覚症状の改善は著しかったが、その後、昼間の眠気が残存する例、鼻
閉や夜間中途覚醒後の再装着が煩わしいなどの理由からCPAP治療に対するモチベー
ションが低下する例も経験する。CPAP治療ではアドヒアランスを良好に維持するこ
とが臨床効果を得るために重要である。一般的には、高血圧や心血管イベントの頻度を
抑制するためには、1晩あたり4時間以上のCPAP使用が適切とされている。

AHI<40/hr

AHI≧40/hr

1日当たりCPAP使用時間と入院回数・救急受診回数の関係

終夜睡眠ポリグラフィー
(D237 3イ安全制度管理下で行うもの 等)

AHI≧20/hr
CPAP療法























出典:睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020
(日本呼吸器学会 等 監修)を参考に保険局医療課にて作成

1日当たりCPAP使用時間

1日当たりCPAP使用時間

出典:Ann Am Thorac Soc. 2023 Jun;20(6):891-897.
日本呼吸器学会より提供

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