よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


薬-1令和8年度薬価改定について➄ (76 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_66037.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第241回 11/19)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

診療報酬改定がない年の薬価改定に係る論点
背 景
• 診療報酬改定がない年の薬価改定については、薬価制度の抜本改⾰に向けた基本方針(平成28年12月20日、内閣官房長官、経済財政政策担当大
臣、財務大臣、厚生労働大臣決定)に基づき、これまで、令和3年度、令和5年度、令和7年度に実施してきた。
• 改定の対象範囲については、令和3年度は、平均乖離率8%の0.5倍~0.75倍の中間である0.625倍(乖離率5%)を超える、価格乖離の大きな品
目を対象に、令和5年度は、平均乖離率7.0%の0.625倍(乖離率4.375%)を超える品目を対象に、令和7年度は、国民負担軽減の観点はもとよ
り、創薬イノベーションの推進や医薬品の安定供給の確保の要請にきめ細かく対応する観点から、品目ごとの性格に応じて対象範囲を設定するこ
ととした。
• 適用する既収載品のルールについては、令和3年度は、実勢価改定と連動する算定ルールを適用、令和5年度は、急激な原材料費の高騰、安定供
給問題に対応するため、不採算品再算定について臨時・特例的に全品を対象に適用、令和7年度改定は、追加承認品目等に対する臨時的な加算、
安定供給確保が特に求められる医薬品に対する臨時的な不採算品再算定、最低薬価の引き上げ、新薬創出等加算の累積額の控除等を実施した。

論 点
今後の診療報酬改定がない年の薬価改定について、企業等の予見可能性を確保する観点から、以下の点をどう考えるか。


令和7年度の薬価改定では、品目ごとの性格に応じて改定の対象範囲を設定したが、改定の対象範囲についてどう考えるか。



令和7年度の薬価改定では、追加承認品目等に対する臨時的な加算、安定供給確保が特に求められる医薬品に対する臨時的な不採算品再算定、
最低薬価の引き上げ、新薬創出等加算の累積額の控除等を実施したが、適用する既収載品目の算定ルールについて、これまで適用したルールを
適用することについてどう考えるか。また、これまでの診療報酬改定がない年の薬価改定では適用していない以下の算定ルールについてどう考
えるか。


長期収載品の薬価改定について、我が国の製薬産業の構造を、長期収載品依存から高い創薬力をもつものへと転換する観点から、長期収載
品の薬価改定を適用することについてどう考えるか。



市場拡大再算定について、効能追加等により市場規模が大きく拡大した品目への算定については、四半期再算定により適時に算定を⾏って
いるため、大規模な算定を⾏う市場拡大再算定・市場拡大再算定の特例の適用についてどう考えるか。

76