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資料2 地域包括ケアシステムの深化(相談支援の在り方) (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64455.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第126回 10/9)《厚生労働省》
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これまでの介護保険部会における主なご意見②
(論点① 身寄りのない高齢者等の抱える生活課題への対応に向けた地域ネットワーク・相談体制の充実に向けた取組の推進)(続き)
○ 地域のいろいろな優良事例とか、いろいろな取組を横展開ができるかどうかということが重要。こういうのはどうしても試行
錯誤を伴うものだと思うので、いろいろな自治体の取組について情報共有があっていいのではないか。
○ 多くの自治体では地域づくりと相談支援、いわゆる個別支援がばらばらに動いていることが普通に起こっている。この観点を
重視することは非常に重要で、ぜひ伴走型の支援等で広めていってほしい。
○ 地域ケア会議には、介護福祉士が多くの地域で参画しているところ、このように、介護福祉士として地域課題への向き合い方
等についての検討に参画できていることは重要。地域社会の様々な困りごとに対し、介護福祉士の専門性をより有効に活用する
道筋を構築するためには、介護福祉士の参画について事業者の立場ではなく、職能団体の立場として参画することが重要。
○ 身寄りのない高齢者などを支える取組は、高齢化がさらに進展する中で対応を検討していく必要。いくつか取組例が紹介され
ているが、地域ケア会議を活用して個別事例の対応から各団体や関係者の連携体制の形成や、地域資源の掘り起こしなどを行う
ことは非常に有益。複合ニーズを抱える方が多くなる中、介護保険のみならず、医療や生活支援などの他分野のサービスとの連
携を強化し、必要な支援を組み合わせていくとともに、どの相談窓口や接点からでも支援につなげられることが重要。
○ 地域ケア会議の様々な効果が上がっているところは重要だが、身寄りのない高齢者への対応について、この地域ケア会議の中
でも医療・介護の連携だけでなく、消費、移動、情報収集など生活に関わる多様な関係機関との連携が非常に重要になってくる。
地域包括支援センターがそういった幅広い機能をこれからも背負っていく必要。
○ 地域ケア会議等で得られた課題や解決策については、必要に応じて市区町村、さらには県のレベルにきちんと持ち上げて、そ
して、そこのレベルでの対策も考えていくことが必要。
○ 地域ケア会議の位置づけ、あるいは権限、そういったものをもう少し明確化して、地域ケア会議の参加メンバーにおいても、
どういうための会議なのだという自覚をしっかり高めて、有効に活用していくべきではないか。
○ 老人クラブの会員による地域における緩やかなつながりからなる活動は、行政だけでは手が届きにくい地域住民にとって最も
身近な取組であり、身寄りのない高齢者が必要なときに支援に結びつくための重要な活動。これらの活動の一層の促進には、基
礎自治体との連携・協働が不可欠であり、引き続き国からも積極的な働きかけをお願いしたい。

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