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資料1 医療事故調査制度に関するこれまでの議論の整理を踏まえた今後の進め方等について (46 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64063.html
出典情報 医療事故調査制度等の医療安全に係る検討会(第4回 10/1)《厚生労働省》
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2.院内調査の質向上
産科医療補償制度における取組

〇 産科医療補償制度では、分娩に関連した脳性麻痺が生じた事例について、公開されている「原因分析報告書作成にあ
たっての考え方」を踏まえつつ、所定の様式に沿って事例の経過を整理し、専門家の分析を経て、脳性麻痺発症の原
因や医学的評価等の判断基準などのレベル感を揃え均質性を確保しながら原因分析報告書を作成している。
〇 また、制度の透明性を確保し、同じような事例の再発防止や産科医療の質の向上を図るために、分娩機関が特定され
るような情報や個人情報の取扱に十分留意した上で、報告書の「要約版」を公表している。
〇 原因分析はあくまで医学的観点から行っており、医療機関と保護者等からの情報が異なる場合、それぞれの情報
を基に分析を行っており、両者の意見の調整は行っていない。

それぞれの制度の違いについて



「日本医療機能評価機構 原因分析報告書作成にあたっての考え方」より

産科医療補償制度における原因分析報告書は分娩に特化した内容であり、記載内容や判断基準等を体系的に整理し、
様式化されている。
〇 他方で、センター調査報告書は事実関係の詳細な調査結果を含んだものであり、かつ幅広い診療領域を対象とす
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ることから、個人の特定に繋がらない単純な様式化を進めることが可能か慎重な検討が必要。