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資料1 医療事故調査制度に関するこれまでの議論の整理を踏まえた今後の進め方等について (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64063.html
出典情報 医療事故調査制度等の医療安全に係る検討会(第4回 10/1)《厚生労働省》
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1.医療事故判断の質向上(院内体制の構築)
現状と課題

○ 医療法における医療事故の判断については、医療機関の管理者が組織として判断することが求めて
いる。また管理者には、医療機関における死亡・死産を確実に把握するための体制を確保すること
が求められている。
○ 病院団体や研究班等により、全死亡例のスクリーニング体制等、組織として判断するプロセスの構
築について重要性が指摘されているが、通知等では医療機関における判断プロセスの明確化につい
ては特に定められていない。
○ また、医療事故か否かの判断をした理由等について、記録に残すことの重要性が指摘されている。
○ センターでは遺族からの求めに応じて相談の内容等を医療機関の管理者へ伝達している。センター
からの伝達があった場合、医療機関で対応できるような体制を敷く必要があり、対応記録を残して
おくことにより事後的な検証が可能となる。
議論の方向性について

○ 医療機関が医療事故の判断を行うプロセスについて、自施設の医療安全管理指針に明記することを
求めることについて、どのように考えるか。
○ 医療機関へ医療事故判断の理由等に関する記録の保存を求めることについて、どのように考えるか。
○ 遺族等からの医療事故に関する相談に対し、医療事故が疑われる場合には、その判断につなげるこ
とを含め、院内のプロセスを医療安全管理指針に明記することを求めることについて、どのように
考えるか。また、この場合についても遺族等への対応やそれぞれの判断理由等に関する記録の保存
を求めることについて、どのように考えるか。
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