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資料2-3 「がん医療」分野の中間評価(案)について (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64289.html |
出典情報 | がん対策推進協議会(第92回 10/6)《厚生労働省》 |
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【分野別施策と個別目標】
2. 患者本位で持続可能ながん医療の提供
(1)がん医療提供体制等
②がんゲノム医療について
<進捗状況の評価>
○アウトカム指標をみると、分野別アウトカム指標はA判定が1指標、中間アウトカム指標はA判定が2指標、C判定が3指標で、コア指標(3
指標)についてはA判定が2指標、C判定が1指標であった。
○コア指標のうち、中間アウトカム指標として設定されている「がんゲノム情報管理センターに登録された患者数(19,138→25,072)」が増加で
ある一方で、「がん遺伝子パネル検査を実施した患者のうち、エキスパートパネルで推奨された薬剤が投与された割合(8.2%→7.8%)」が0.4ポイ
ント減少とがんゲノム医療へのアクセシビリティの向上については、改善の余地がある。また、「ゲノム情報を活用したがん医療についてがん患者
が知っていると回答した割合(17.0%→12.4%)」も4.6ポイント減少と、ゲノム情報を活用したがん医療そのものの情報を普及する必要もあるとい
える。
○個別施策(1施策)については、取組が進んでおり、アウトプット指標についてはA判定が5指標、B判定が2指標であった。
○第6回がんゲノム医療中核拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループにおいて、固形がんのエキスパートパネルの標準化の検討やエキ
スパートパネルの持ち回り開催等、がんの標準治療を実施することが求められる医療機関として位置づけられているがん診療連携拠点病院等におい
て、がんゲノム医療が実施できるよう、関連学会等と連携し、その運用面の改善を進めているところであり、「がんゲノム医療連携病院」の数は増
加している。がんの標準治療を実施することが求められる医療機関として位置づけられているがん診療連携拠点病院等において、がんゲノム医療の
実施が可能となるよう、引き続き関連学会等との連携のもと、その運用面の改善を図りつつ、質の高いがんゲノム医療の提供体制の構築を推進して
いく必要がある。
○固形がんを対象とするがん遺伝子パネル検査は、標準治療のない、もしくは標準治療のある場合は終了後または終了見込みの患者に対して、保
険診療としての実施を可能としている。標準治療前のがん遺伝子パネル検査は先進医療の枠組みで科学的根拠の収集が進められており、今後、保険
適用の可能性を含め、関連学会の学術的見解も聞きながら、中央社会保険医療協議会において議論を進めていく。
<がん対策推進協議会として関係学会・団体等と連携してさらに推進が必要と考える事項>
○がんゲノム医療中核拠点病院等を中心とした医療提供体制として、がんゲノム医療連携病院や人的資源の数が増加傾向にあり、検査を受
けた患者数や遺伝カウンセリング件数が増加していることは、患者が必要な医療や支援にアクセスできる機会が広がっているという点で評価
できる。治療経過の中でがんゲノム検査実施の機会が逸されることのないよう、医療従事者への教育・啓発の機会提供が重要であるため、が
んゲノム医療中核拠点病院等以外の医療機関の医師への教育が必要である。
○「がん遺伝子パネル検査を実施した患者のうち、エキスパートパネルで推奨された薬剤が投与された割合」が、0.4ポイント減少してお
り、投与率低下の背景の分析が必要である。
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2. 患者本位で持続可能ながん医療の提供
(1)がん医療提供体制等
②がんゲノム医療について
<進捗状況の評価>
○アウトカム指標をみると、分野別アウトカム指標はA判定が1指標、中間アウトカム指標はA判定が2指標、C判定が3指標で、コア指標(3
指標)についてはA判定が2指標、C判定が1指標であった。
○コア指標のうち、中間アウトカム指標として設定されている「がんゲノム情報管理センターに登録された患者数(19,138→25,072)」が増加で
ある一方で、「がん遺伝子パネル検査を実施した患者のうち、エキスパートパネルで推奨された薬剤が投与された割合(8.2%→7.8%)」が0.4ポイ
ント減少とがんゲノム医療へのアクセシビリティの向上については、改善の余地がある。また、「ゲノム情報を活用したがん医療についてがん患者
が知っていると回答した割合(17.0%→12.4%)」も4.6ポイント減少と、ゲノム情報を活用したがん医療そのものの情報を普及する必要もあるとい
える。
○個別施策(1施策)については、取組が進んでおり、アウトプット指標についてはA判定が5指標、B判定が2指標であった。
○第6回がんゲノム医療中核拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループにおいて、固形がんのエキスパートパネルの標準化の検討やエキ
スパートパネルの持ち回り開催等、がんの標準治療を実施することが求められる医療機関として位置づけられているがん診療連携拠点病院等におい
て、がんゲノム医療が実施できるよう、関連学会等と連携し、その運用面の改善を進めているところであり、「がんゲノム医療連携病院」の数は増
加している。がんの標準治療を実施することが求められる医療機関として位置づけられているがん診療連携拠点病院等において、がんゲノム医療の
実施が可能となるよう、引き続き関連学会等との連携のもと、その運用面の改善を図りつつ、質の高いがんゲノム医療の提供体制の構築を推進して
いく必要がある。
○固形がんを対象とするがん遺伝子パネル検査は、標準治療のない、もしくは標準治療のある場合は終了後または終了見込みの患者に対して、保
険診療としての実施を可能としている。標準治療前のがん遺伝子パネル検査は先進医療の枠組みで科学的根拠の収集が進められており、今後、保険
適用の可能性を含め、関連学会の学術的見解も聞きながら、中央社会保険医療協議会において議論を進めていく。
<がん対策推進協議会として関係学会・団体等と連携してさらに推進が必要と考える事項>
○がんゲノム医療中核拠点病院等を中心とした医療提供体制として、がんゲノム医療連携病院や人的資源の数が増加傾向にあり、検査を受
けた患者数や遺伝カウンセリング件数が増加していることは、患者が必要な医療や支援にアクセスできる機会が広がっているという点で評価
できる。治療経過の中でがんゲノム検査実施の機会が逸されることのないよう、医療従事者への教育・啓発の機会提供が重要であるため、が
んゲノム医療中核拠点病院等以外の医療機関の医師への教育が必要である。
○「がん遺伝子パネル検査を実施した患者のうち、エキスパートパネルで推奨された薬剤が投与された割合」が、0.4ポイント減少してお
り、投与率低下の背景の分析が必要である。
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