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資料1 医療機関における医療安全管理体制に関するこれまでの議論の整理を踏まえた今後の進め方等について (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_62755.html
出典情報 医療事故調査制度等の医療安全に係る検討会(第3回 9/3)《厚生労働省》
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5.医療安全に係る外部からの支援の充実
国際的な動向および国内の取組
○ WHOは世界患者安全行動計画2021-2030において、7つある戦略的目標の1つとして、相乗効果、パートナーシップおよび連帯によ
る医療安全の実現をあげており、そのための行動として医療安全に関するネットワークを構築し、参加することを推奨している。
○ 医療機関の相互の評価は、医療安全担当者の学び合い・相互支援の場の提供を通じて、より安全な仕組みづくり、安全を担保する一
定水準の維持を行うことが、他の第3者評価にはない特徴であると報告されている。
令和5年度・6年度 厚生労働科学研究費補助金
「医療安全地域連携加算等による医療経済・医療安全上の影響の検証と効率的かつ効果的な体制構築に向けた研究」(研究代表者:種田憲一郎)

○ 独立行政法人労働者健康安全機構(JOHAS)では、近隣の会員病院同士2~3病院でグループを作り相互評価を実施している。相互評
価を実施する病院の医療安全管理者同士で相談して毎年相互評価のテーマを決定し、相互評価を実施している。相互評価により、自
院のみでは予測していなかった指摘を受け、病院内での改善活動に繋げており、機構の全国病院長会議や看護部長会議で改善事例の
報告を行い、共有することにより医療安全対策の標準化を図っている。

WHOが世界患者安全行動計画2021-2030で示す7つの戦略目標

1 医療における回避可能な害を排除する方針
病院の方針、標準化、認証評価

2 高信頼性組織

透明性、ガバナンス、リーダーシップ、人間工学

3 臨床プロセスの安全

侵襲的手技、薬剤、輸血、感染制御、ケアの継ぎ目

4 患者家族参画

患者参加型医療、患者経験から学ぶ、患者教育

5 医療従事者の教育、スキル、安全

専門職教育、安全能力評価、安全な現場環境

6 情報、研究、リスクマネジメント

報告と学習システム、サーベイランス、安全研究

7 パートナーシップ

患者安全ネットワーク、学会、国内外の組織

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