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資料1 医療機関における医療安全管理体制に関するこれまでの議論の整理を踏まえた今後の進め方等について (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_62755.html
出典情報 医療事故調査制度等の医療安全に係る検討会(第3回 9/3)《厚生労働省》
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医療機関における医療安全管理体制に関して、
これまでの検討会で寄せられた主なご意見(2)
立案された改善策への取組について
○ 医療機関では、医療安全文化を醸成し、回避可能な重大事案を減少させるという明確な目標のもと、一貫性のある
分析・調査を行った上で、システムの改善や職員の行動変容に繋げるための中長期的、かつ粘り強い取り組みの実
施が求められる。
○ 重要なインシデント、アクシデントを定義し、院内での報告、学習体制を整備することが必要である。その際に、
専従医療安全管理者の配置だけでなく、あらゆる職種全体で、医療安全担当者を各部門に配置し、医療安全の意識
向上に努めることが中小病院にあっても重要である。
○ 各部署にリスクマネージャーを配置し、各部署での教育の役割も負っている例がある。
○ 院内活動では特に確立した医療安全対策の実装に向けた教育に力を注ぐため、全部署にセーフティマネージャーを
配置し、全職種に一人以上が配置している例がある。
医療機関に対する外部からの支援について
○ 特定機能病院同士では情報交換もかなり密に行われているが、地域の病院と関わる仕組みがない。
○ 特定機能病院を含む大病院が持つノウハウを中小病院にも広げられるような観点を入れてほしい。
○ 病院の中で限られた人数の医師に少しずつ、そこに対して改善をしていくということに関して協力を得るとか、病
院の規模に応じたやり方というのは考え得る。
○ 医療安全に関して、特定機能病院等の大病院のノウハウを含め、中小病院にも広げるような仕組みがあると良い。

その他
○ 生涯教育だけでなく学生教育の観点も重要であり、報告文化の重要性や医療安全の考え方、医療事故が生じたとき
の患者・家族の思い等を学生のときから学ぶことは非常に重要ではないか。

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