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資料1 医療機関における医療安全管理体制に関するこれまでの議論の整理を踏まえた今後の進め方等について (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_62755.html
出典情報 医療事故調査制度等の医療安全に係る検討会(第3回 9/3)《厚生労働省》
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2.報告分析、改善策立案の質向上
研修に関する現在の取組

○ 医療安全管理者の業務指針および業務遂行に必要な能力を習得するために行う研修の具体的内容に
ついては、「医療安全管理者の業務指針および養成のための研修プログラム作成指針」を作成し、
全国へ周知している。(令和2年3月26日厚生労働省医政局総務課医療安全推進室通知)
○ 当該指針においては、医療安全管理者が継続的に医療安全に資する学習と経験を積み重ねることの
必要性について言及されている。
<参考> 「医療安全管理者の業務指針および養成のための研修プログラム作成指針」より抜粋
1.本指針の位置づけ
医療安全管理者とは、各医療機関の管理者から安全管理のために必要な権限の委譲と、人材、予算およびインフラなど必要な資源を付与されて、
管理者の指示に基づいて、その業務を行う者である。そのため、医療安全管理者の養成研修を計画するにあたっては、安全管理業務を遂行するための
知識や技術を習得できるよう考慮する必要がある。
本指針においては、このような研修を計画するにあたり盛り込むべき基本的な事項について述べる。
(中略)
5.医療安全管理者の継続的学習について
本指針では、医療安全管理者が習得すべき知識や技術について述べた。いうまでもなく医療安全管理者が医療機関において期待される役割や
その責務は大きいことから、ここで述べた内容の研修を受けただけで、医療安全管理者の責務を果たすのに十分とはいえない。
従って、医療安全管理に携わるものとして、継続的に医療安全に資する学習と経験を積み重ねていくことは必須の要件である。
また、医療安全管理の業務を遂行する中で得られた情報や知見について、医療機関内で共有して医療事故防止に役立てるとともに、
学会発表などを通して、医療安全の推進に役立てるよう努力することが望まれる。

○ 令和7-8年度厚生労働科学研究費補助金「医療安全管理者の活動の質向上に向けた研究」(研究代
表者:長谷川友紀)において、医療安全管理者と関係者の役割分担と連携の状況や医療安全管理者
の継続学習の状況について調査するとともに、医療安全管理者の業務指針および養成指針の改定案
の策定にむけて検討しているところ。
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