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資料2-1 令和6年度業務実績評価説明資料 (30 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》 |
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評価項目2-1
業務運営等の効率化 難
2 効率的な経営の推進と安定的な経営基盤の構築
○経常収支(P154)
• 令和6年度も引き続き、救急、産科・小児科・精神科等の地域
で求められる医療を提供し、救急車は229,896件(昨年度比
366件増)受入れ、手術は206,364件(昨年度比2,663件増)実
施し、病床利用率は78.8%(昨年度比2.1%増)となるなど、こ
れらの取組の結果、医業収益は10,436億円と昨年度より246億
円増加したが、コロナ補助金(病床確保料)の廃止に伴い、経
常収益は減少した(10,829億円、昨年度比▲29億円) 。
• また、他法人との共同入札の実施やNHO内での共同入札等の費
用の節減努力を行ってきたが、物価高騰等に伴う材料費の増加
や委託費の増加、基本給の引上げ等による給与費の増加等が顕
著となり、経常費用は昨年度を大きく上回る11,204億円(昨年
度比+393億円)となった。
• 令和7年3月に公表された病院団体の調査結果(※)等では、日
本全体で経営状況が悪化しており、NHOにおいても費用の増加
が収益の増加を上回り、経常収支は375億円の赤字、経常収支率
は96.7%。病院経営の主軸である医業収支は、408億円の赤字
と厳しい結果となった。 (※)【緊急調査】2024年度診療報酬改定後の病院の経営状況
(日本病院会・全日本病院協会・日本医療法人協会・日本精
【経常収支、医業収支の推移(億円)】
神科病院協会・日本慢性期医療協会・全国自治体病院協議会)
908
587
576
23
20
R1
経常収支
医業収支
47
R2
▲ 435
▲ 354
R3
▲ 432
R4
▲ 325 ▲ 375
R5
R6▲ 408
自己評価
B
○経常収支率100%以上を目指した収支改善の推進 (P155)
医療を取り巻く厳しい環境にある中、NHOが求められる医療の提供
を安定的・継続的に行っていくための経営改善として以下の取組等を
実施した。
• NHOの病院の中で特に経営状況の良好な病院の院長を本部顧問
として任命し、同顧問、本部及びグループが協力して、特に経
営改善が必要な重点支援病院12病院を訪問し、助言等の支援を
行った。
• 各病院の経営改善の方向性を検討すること等を目的として、本
部に経営改善推進委員会を新設し、経営状況や急性期病院のKPI
の達成状況の報告、経営改善の取組を議論のうえ、助言等を実
施した。
• 昨今の物価高騰による費用増に対応するため、従来から各病院
で運用している経営分析ツールに材料費や委託費、保守費用等
を病院間で比較できる資料を追加する等、内容の充実を図った。
• 経営改善の取組事例のマニュアル等を提供するなど、各病院で
自院の状況の把握、分析や経営改善の取組の検討に活用できる
よう本部から各病院に対し、情報提供を行った。
○国立病院機構(NHO)ビジョンの策定(P155)
• 近年、医療を取り巻く環境が大きく変化し、安定した病院運営が
難しさを増している中、高齢者人口がピークを迎える2040年に
向けて、法人全体としてどのような方向で運営を行っていくかを
示すための指針として、NHO病院の院長や外部有識者にも議論に
参画いただきながら検討し、令和6年12月に「国立病院機構
(NHO)ビジョン」を策定。
≪次のページに続く≫
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業務運営等の効率化 難
2 効率的な経営の推進と安定的な経営基盤の構築
○経常収支(P154)
• 令和6年度も引き続き、救急、産科・小児科・精神科等の地域
で求められる医療を提供し、救急車は229,896件(昨年度比
366件増)受入れ、手術は206,364件(昨年度比2,663件増)実
施し、病床利用率は78.8%(昨年度比2.1%増)となるなど、こ
れらの取組の結果、医業収益は10,436億円と昨年度より246億
円増加したが、コロナ補助金(病床確保料)の廃止に伴い、経
常収益は減少した(10,829億円、昨年度比▲29億円) 。
• また、他法人との共同入札の実施やNHO内での共同入札等の費
用の節減努力を行ってきたが、物価高騰等に伴う材料費の増加
や委託費の増加、基本給の引上げ等による給与費の増加等が顕
著となり、経常費用は昨年度を大きく上回る11,204億円(昨年
度比+393億円)となった。
• 令和7年3月に公表された病院団体の調査結果(※)等では、日
本全体で経営状況が悪化しており、NHOにおいても費用の増加
が収益の増加を上回り、経常収支は375億円の赤字、経常収支率
は96.7%。病院経営の主軸である医業収支は、408億円の赤字
と厳しい結果となった。 (※)【緊急調査】2024年度診療報酬改定後の病院の経営状況
(日本病院会・全日本病院協会・日本医療法人協会・日本精
【経常収支、医業収支の推移(億円)】
神科病院協会・日本慢性期医療協会・全国自治体病院協議会)
908
587
576
23
20
R1
経常収支
医業収支
47
R2
▲ 435
▲ 354
R3
▲ 432
R4
▲ 325 ▲ 375
R5
R6▲ 408
自己評価
B
○経常収支率100%以上を目指した収支改善の推進 (P155)
医療を取り巻く厳しい環境にある中、NHOが求められる医療の提供
を安定的・継続的に行っていくための経営改善として以下の取組等を
実施した。
• NHOの病院の中で特に経営状況の良好な病院の院長を本部顧問
として任命し、同顧問、本部及びグループが協力して、特に経
営改善が必要な重点支援病院12病院を訪問し、助言等の支援を
行った。
• 各病院の経営改善の方向性を検討すること等を目的として、本
部に経営改善推進委員会を新設し、経営状況や急性期病院のKPI
の達成状況の報告、経営改善の取組を議論のうえ、助言等を実
施した。
• 昨今の物価高騰による費用増に対応するため、従来から各病院
で運用している経営分析ツールに材料費や委託費、保守費用等
を病院間で比較できる資料を追加する等、内容の充実を図った。
• 経営改善の取組事例のマニュアル等を提供するなど、各病院で
自院の状況の把握、分析や経営改善の取組の検討に活用できる
よう本部から各病院に対し、情報提供を行った。
○国立病院機構(NHO)ビジョンの策定(P155)
• 近年、医療を取り巻く環境が大きく変化し、安定した病院運営が
難しさを増している中、高齢者人口がピークを迎える2040年に
向けて、法人全体としてどのような方向で運営を行っていくかを
示すための指針として、NHO病院の院長や外部有識者にも議論に
参画いただきながら検討し、令和6年12月に「国立病院機構
(NHO)ビジョン」を策定。
≪次のページに続く≫
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