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資料2-1 令和6年度業務実績評価説明資料 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》
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評価項目No.1-1-3
自己評価 A



中期目標の内容

診療事業(国の医療政策への貢献)

(過去の主務大臣評価 R5年度:S、第4期中期目標期間:S)

重要度 高
困難度 高

①国の危機管理に際して求められる医療の提供
・国の災害医療体制の維持・発展への貢献を含め、必要な施設整備を行うなどにより、中核的な機関としての機能を充実・強化する。
●災害時における事業継続計画(BCP)に基づいた訓練を、中期目標期間中において全病院で実施する。
②セーフティネット分野の医療の確実な提供
・我が国における中心的な役割を果たすこと。また、利用者の権利を守り、在宅医療支援を含めた医療・福祉サービスの充実を図る。
●機構の病院が運営する訪問看護ステーションをはじめとする訪問看護の延べ利用者数を、毎年度、全中期目標期間中の最も高い水準であっ
た年度の実績以上とする(再掲)。
③エイズへの取組推進
・被害者の原状回復に向けた医療の取組を着実に実施するとともに、個々の状態に応じて適切に対応できるよう引き続き取組を進める。
④重点課題に対応するモデル事業等の実施
・国の医療分野における重要政策のモデル的な取組を積極的に実施する。
●後発医薬品(バイオ後続品を含む。)の使用割合を、毎年度、数量ベースで85%以上とする。
●診療系プラットフォームの参加病院数を毎年度、前年度より増加させる。
●電子カルテの整備率を、令和12年度までに100%とすることを見据え、電子カルテの導入病院数を毎年度、前年度より増加させる。

【重要度「高」の理由】
・南海トラフ地震や首都直下地震等の大規模災害に加えて新興感染症等発生時など国の危機管理に際して、病院ネットワークを最大限活用し、災害医療現場等で貢
献できる人材育成を含め災害等発生に備えた地域における中核的な役割を果たす機関としての機能充実・強化は重要であり、また、他の設置主体では必ずしも実
施されないおそれのあるセーフティネット分野の医療についても、引き続き中心的な役割を果たしていく必要がある。加えて医療DXの推進については、サイバー
セキュリティを確保しつつ、医療の情報を有効に活用していくことにより、より良質な医療提供体制を可能にすることにつながるため重要度が高い。
【困難度「高」の理由】
・必要な医療を確実に提供しながら、災害発生時など国の危機管理に際して求められる医療についても迅速かつ確実に提供できるよう、あわせて、新興感染症等発
生時における公的医療機関としての役割を確実に果たすため、第8次医療計画(2024年度から2029年度まで)で追加される新興感染症等への対応として、都道
府県との協議等に参画し、災害対応体制を整備し、維持することは難易度が高い。
・また、後発医薬品の使用割合に係る目標達成には、医療提供側と患者側の双方の理解を一層深め、後発医薬品の使用促進対策を継続的に実施していく必要がある
が、NHOでは既に政府目標である80%を超える高い水準にある中、継続してこれを上回る目標を達成することは難易度が高い。
・また、医療DX推進のためにシステムを導入・公開していくうえで、サイバーセキュリティを確保しつつ、運用コストの縮減も図ることが求められ、これらを両立
させることは難易度が高い。

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