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資料2-1 令和6年度業務実績評価説明資料 (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》
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評価項目1-3

教育研修事業

○新専門医制度への対応(P115)

平成30年度から開始されたいわゆる新専門医制度に対応するため、NHO
においても日本専門医機構の認める専門医取得を目指す若手医師である専
攻医が安心して研修ができる環境を整えている。具体的には、内科領域で
受講が必須となる`Japanese Medical Emergency Care Course`
(JMECC)を自院で開催するべく、早期に指導者を育成するため、平成26年
度から「NHO-JMECC指導者講習会」を開催するなどの取組を行っている。
また、基本領域となる19領域については、国民に標準的で適切な診断・
治療を提供できる専門医を育成できるよう、それぞれの病院が多くの領域
で魅力溢れるプログラムを作成しており、令和6年度は、44病院が基幹施
設として、全19領域中17領域で117プログラムの認定を受けている。

○看護師のキャリアパス制度の充実(P126)

キャリアパスに基づく看護職員個々のキャリア形成を支援するとともに
組織の発展に寄与する人材を育成するために、令和6年度に人材育成計画
の共通様式を作成し、病院・グループ・本部が一体となって職員と組織の
将来を見据えた計画的な人材育成の仕組みを構築した。
また、職員のキャリア形成支援の一環として、次のような環境整備等に
も取り組んだ。
・実習指導者講習会等:これまで取り組んだカリキュラムの共通化、eラーニングの活用等に加え、令和6年度は開催回数を増加することで受
講者数の拡大等を実施し、令和5年度の344人から令和6年度は522人
(+151.7%)と受講者が増加。
・「質の高い看護を提供するための人材育成支援モデル事業」(令和6年
度から令和8年度実施)の展開による研修受講中の人的補填をすること
で、病院が職員を受講させやすい環境を整えた。

自己評価

A

・看護管理者の育成については、各職位に応じた学習実践内容・能力を示
した「看護管理者能力開発プログラム」に基づく院内教育を実施し、看
護管理者自身の主体的学習による成長を目指し、OJTによる能力開発を
推進している。

○特定行為研修修了者の育成(P128)

質の高い医療の提供及びタスク・シフトに資する特定行為研修修了者の養
成を推進するため、養成を行う機関である特定行為研修指定研修機関又は協
力施設(指定研修機関と連携し実地研修を行う施設)の拡充を進めている。
令和6年度も以下の取組等により、特定行為研修修了者は目標を上回る
188名(達成度:114.6%)となった。また、指定研修機関数はNHO全体で
42病院(全国の指定研修機関462施設の9.1%)、協力施設は57病院となっ
た。
【令和6年度新規取組】
・「質の高い看護を提供するための人材育成支援モデル事業」の展開による
受講環境の整備
・特定行為研修修了者のスキルアップのためのフォローアップ講習会の開催
【継続した取組】
・研修指導者となる医師・看護師等への講習会の開催(5回、237名受講)
・自施設で研修を実施するための体制整備に向けた説明会の実施
・指定研修機関と協力施設のマッチング
・研修の充実を図るための指定研修機関意見交換会の開催



そのほか、外部からの研修生の受入れも徐々に拡大しており、北海道医療
センターなどでは、他設置主体の訪問看護ステーション職員の研修受入れ
・研修修了者のフォローアップ研修を行うなど、国が推進している在宅領
域における特定行為研修修了者の養成及び地域の医療提供体制構築にも貢
献している。

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