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資料2-1 令和6年度業務実績評価説明資料 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》
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評価項目1-2

臨床研究事業 重 難

3 迅速で質の高い治験の推進

○NHOにおける治験実施体制の確立(P101)
• NHOでは、治験依頼者と医療機関の窓口業務を本部に一本化す
ることで、効率化・迅速化した治験等を行っている。
• NCDA等の診療情報データベースを病院への参加意向調査などに
活用するとともに、本部で治験の実施状況を継続的にモニタリン
グし、病院に対して進捗に関する指導や助言を行った。
• ICF(※)共通テンプレートの活用を進める等、各病院と治験依頼者
の事務手続きの負担軽減や、治験期間の短縮が可能な体制を整え
た。
• 国の新型インフルエンザ対策における国家備蓄プレパンデミック
ワクチンの医師主導治験では、NHO以外の病院も含めた審査を
NHOCRBで実施し、迅速な治験の実施に貢献した。
(※) ICF:説明文書・同意文書、NHOCRB:NHO中央治験審査委員会

自己評価

5 臨床研究や治験に従事する人材の育成

○若手研究者の育成(P106)

• 令和4年度より、若手のNHOの職員を研究代表者(PI:Principal
Investigator)とする研究枠(PI育成研究)を設け、短期間小規
模な臨床研究に対して資金供与を行うことでインセンティブを付
け、若手研究者を育成している。
• この研究枠で採択された研究者の英文論文が学術誌に掲載される
など、育成の成果が出ている。
【PI育成研究課題の採択数/申請数】
令和4年度 5/27課題
令和5年度 8/9課題
令和6年度 14/14課題

【令和6年度実績】 新規治験課題数 245課題 (前年度比+42課題)

4 先進医療技術の臨床導入の推進

○高度医療実践拠点病院の選定(P104)

• 厚生労働省の補助事業として、令和7年度より特定分野における
高度医療実践拠点化を推進するため、令和6年度は高度医療実践
拠点病院の選定に係る準備を行った(令和7年4月選定)。
• 具体的には、患者診療実績、治験等実績、臨床研究活動実績の3
点を総合的に評価し、下記の病院を選定した。

A


採択された
研究者





論文を英語でアクセプトまで到達できたことが非常に有意義だっ
た(知見の蓄積、キャリアへの影響)。
若手医師として臨床研究に取り組む環境や支援が整っていたこと
が、モチベーション向上につながった。

申請者の成長が実感できた。
制度によって、若手医師が論文化を目指す機会が生まれ、ブラ
ンディングや人材確保にもつながる可能性がある。

メンター
(指導者)

脊髄損傷分野: 村山医療センター

(病院の特徴:慶応大学病院等と連携した脊髄損傷に関する再生医療の実用化に向け
た取組を行っている。)

アレルギー疾患分野: 相模原病院

(病院の特徴:アレルギー疾患対策基本法に基づく中心拠点病院として、国立成育医
療研究センターとともに指定を受けている。)

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