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資料2-1 令和6年度業務実績評価説明資料 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_60083.html
出典情報 独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG(第13回 7/31)《厚生労働省》
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評価項目1-1-3

診療事業(国の医療政策への貢献) 重 難

<心神喪失者等医療観察法に基づく医療の実施と精神科医療への対応>
(P71)
NHOでは医療観察法に基づく医療についても地域の中心的な役割を果たし
ている。令和6年4月時点の全国の指定入院医療機関は35病院(856床)で
あり、うちNHOの病院が14病院(415床)となっている。

<依存症対策への対応 >(P71)

近年、アルコール健康障害や薬物依存症に加え、新たにギャンブル、ゲー
ム、インターネット等に係る依存症の問題がクローズアップされている。久
里浜医療センターは、国から依存症対策全国センターに指定され、令和6年
度も引き続き相談・治療等の指導者養成事業や依存症回復施設職員向け研修
を行っている。

<質の高い結核医療の実施>(P73)

ほとんどの都道府県において、NHOは結核医療の中心的役割を担っており、
全国の病床数のうち、NHOの占める割合は30.8%となっている。
年々、結核患者は減少傾向であり、効率的な病床運営のため病床休棟又は
廃止、モデル病床の設置や一般病床とのユニット化などの取組を行いながら、
地域のニーズを踏まえた体制を確保し、多剤耐性結核など難易度の高い結核
にも引き続き対応した。

3 エイズへの取組推進
○エイズへの取組(P74)
・エイズの医療体制については、全国を8ブロックに分けてそれぞれブ
ロック拠点病院が設置されており、仙台医療センター、名古屋医療
センター、大阪医療センター、九州医療センターの4病院がブロック
拠点病院に指定されている。

自己評価

A

・各ブロック拠点病院では、令和6年度も引き続き、全科対応による総合的
な診療、臨床研究、人材育成の取組を着実に実施し、HIV診療の均てん化、
地域での医療提供、普及啓発、人材育成等の拠点として貢献している。
特に、地域の中核病院や行政機関等に対して実施しているエイズ医療の均
てん化や連携を図ることなどを目的とした研修・会議については、令和6
年度も引き続き積極的に実施している。
・本部では、令和6年度も引き続き、国立国際医療研究センターエイズ治
療・研究開発センターと連携し、NHO病院の医療従事者等に対してHIV治
療及び感染対策の充実や、HIV医療を担当する医療従事者の確保・育成な
どを目的としたHIV感染症研修を開催した。

4 重点課題に対するモデル事業の実施
○後発医薬品(バイオ後続品を含む。)の利用促進(P82)

後発医薬品の使用に係る数値目標については、令和6年3月14日開催の社
会保障審議会(医療保険部会)において、医薬品の安定的な供給を基本とし
つつ、後発医薬品の数量シェアを2029年度末までに全ての都道府県で80%
以上とする目標が示された。NHOは平成29年度から80%を超える高い水準
を維持しており、令和6年度においても、後発医薬品の使用割合は90.8%と
なり、引き続き高い水準を維持した。
【これまでの促進対策】
・全病院における後発医薬品の使用割合を調査し、後発医薬品使用割合ラ
ンキングを本部において作成し周知することで、後発医薬品の利用促進
を行っている。
・医薬品の共同購買におけるオーソライズドジェネリック(※)の品目見
直しを毎年実施し、品質の良い後発医薬品を調達することで、後発医薬
品利用に対する理解をさらに深め、利用促進を行っている。
(※)先発医薬品メーカーから権利の許諾を受けて、先発品と同じ原薬、添加
物、製造法等で製造された後発医薬品

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