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提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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⑭その他

特になし

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本消化管学会

1)名称

消化器内視鏡の洗浄・消毒標準化にむけたガイドライン

2)著者

日本消化器内視鏡学会、日本感染症学会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Gastroenterological Endoscopy.Vol. 60( 7), Jul. 2018 P.1372-1396

4)概要

【P.1376】
軟性内視鏡の消毒レベルは、Spaulding の医療器具分類に従って、処理することが合理的である。軟性内視鏡はsemicritical 器具に分類され、滅菌または高水準消毒が推奨されている。
【P.1378】
粘膜に触れるものとして軟性内視鏡はsemicriticalに分類され、芽胞以外の病原体の殺滅を目
的として、滅菌または高水準消毒が推奨されている。しかしながら、耐熱性がなく高圧蒸気滅菌な
どでの処理が不可能であるため、高水準消毒薬による再処理を行う。
【P.1389】
消毒薬の効果は有効成分の濃度、接触時間、温度の三要素によって大きく影響を受ける。規定濃度への希釈、規定温度、規
定時間での適切な消毒工程のためには、内視鏡自動洗浄消毒機を用いる必要がある。不適切な洗浄、消毒による感染事例が
報告されており、WGO(World Gastroenterology Organisation)は内視鏡自動洗浄消毒機の使用を推奨している。
【P.1390】
高水準消毒薬には、過酢酸、グルタラール、フタラールの3種類が適合

1)名称

WEO position statement on hygiene in digestive endoscopy:Focus on endoscopy units in Asia and the Middle East

2)著者

Abdullah Murdani, Ajay Kumar, Han-Mo Chiu, Hisao Tajiri, Dianelle Duforest-Rey and Jean-Francois Rey et al.

3)雑誌名、年、月、号、ページ

Dig Endosc. 2017 Jan;29(1):3-15.

4)概要

【P.3】
WEOは世界各国で内視鏡診断と治療を実施する上で患者と医療従事者の双方にとって安全な環境を提供することは重要と考
えるため、あるべき姿を提言する。
【P.4】
「HIGH -LEVEL DISINFECTION (高水準消毒)」は患者に対して安全なレベルまで全ての微生物、マイコバクテリア、ウイル
ス、真菌などを殺滅もしくは減少可能な薬剤として定義されており、その対象は過酢酸(PPA)、オルソフタルアルデヒド
(OPA)、グルタルアルデヒド(GA)であるとされている。
【P.6】
消化器軟性内視鏡の消毒に求められることとして、内視鏡検査間で有害事象を引き起こす可能性があるすべての汚染物質と
病原体の除去すること、とされている。
【P.8】
洗浄消毒の業務に携わる者は、継続的な教育とトレーニングが重要としている。

1)名称

2015年第3 回消化器内視鏡洗浄消毒実態調査結果報告書

2)著者

日本消化器内視鏡技師学会

3)雑誌名、年、月、号、ページ

日本消化器内視鏡技師会会報 No.55 2015年9月

4)概要

【P.296】
2011年、13年、15年の市場実態調査によると、高水準消毒薬の使用状況は約80%であり、横ばい状態である。また自動洗浄
消毒装置の普及率は96%台であり、こちらも2011年から横ばい状態である。
【P.297】
使用している薬剤の採用理由では、高水準消毒薬のコストが一部の医療機関で負担となっていることがアンケート結果から
読み取れる。
【P.298】
洗浄消毒のレベルを一定に保つために洗浄消毒の専任者を設置している医療機関が約65%あることが判明。

1)名称

【内視鏡室の感染管理】


2)著者

沖村ら

3)雑誌名、年、月、号、ページ

消化器内視鏡 (0915-3217)15巻1号 Page45-51(2003.01)

4)概要

【P.46】
黄色ブドウ球菌やヘリコバクターピロリ、カンジダなどはいずれの薬剤も30秒以内で殺菌された。また抗酸菌はグルタラー
ルでは10分、フタラールでは5分、過酢酸では30秒以内で殺菌された。
【P.48、49】
消毒剤を繰り返し使用することで、いずれの薬剤もその濃度低下に伴って殺菌効果の減少が認められた。グルタラールであ
れば濃度が2%未満になると10分では殺菌されない抗酸菌が存在する。またフタラールに関しても0.3%未満となると5分で
殺菌ができない抗酸菌が存在する。過酢酸についても使用回数が増えることで殺菌時間の延長が認められた。
【P.50】
どの消毒剤も濃度は殺菌効果に影響し、繰り返し使用時においては消毒剤の濃度を定期的にチェックする必要がある。

1)名称

医療機関におけるグルタラルアルデヒドによる労働者の健康障害防止について

2)著者

厚生労働省労働基準局長

3)雑誌名、年、月、号、ページ

基発第0224007号

4)概要

【P.2、3】
医療機関において内視鏡等の医療器具等の殺菌消毒剤として広く使用されているグルタラルアルデヒドは、皮膚、気道等に
対する刺激性等を有する物質であり、実際に医療機関でこれを取り扱う労働者に皮膚炎等の健康障害が発生する事例がみら
れる。
労働者をグルタラルアルデヒドに直接接触するおそれの高い作業に従事させるときは、労働者の暴露防止を図ること。
【P.8】
グルタラルアルデヒドの代替となる殺菌消毒剤として、フタラール製剤や過酢酸製剤が開発されている。

⑯参考文献1

⑯参考文献2

⑯参考文献3

⑯参考文献4

⑯参考文献5

広報委員会ワーキンググループ
P289-300

各種高度作用消毒剤(グルタラール製剤,フタラール製剤,過酢酸製剤)の消毒効果に関する比較検

平成17年2月24日

※⑮については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等
の関連団体や研究者等の名称を記載すること。

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