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提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

243103

心脂肪酸代謝SPECTにおける後期像撮影と洗い出し率の算出

日本循環器学会

【技術の概要】

【既存の診断法との比較】

・中性脂肪蓄積心筋血管症(TGCV)が疑われる患者に対して、123I-BMIPP 74~

・厚生労働科学研究班が定めたTGCV診断基準2020年度版の必須項目に、心筋

148MBqを静脈内投与する。

生体組織診断(心筋生検)と同列の扱いで、123I-BMIPP洗い出し率が明記され

・投与20分後に実施するSPECT撮影(早期像、従来検査に相当)に追加して、投与

ている(Ann Nucl Cardiol 2020;6:99-104) 。

180分~210分後に2回目のSPECT撮影(後期像)を実施し、 早期像・後期像の
データから123I-BMIPPの洗い出し率を算出する。
※赤色破線で囲まれた部分が今回の提案

検査

(Ann Nucl Cardiol 2020;6:33-38をもとに図式化)

早期像

解析

後期像

洗い出し率(WOR)

早期像・後期像の
SPECT画像の作成と
洗い出し率の算出

【有効性及び診療報酬上の取扱い】

(Eur Heart J 2015;36:580を一部改変)

・累積診断患者の9割以上が本技術を診断根拠としている。
・本技術によりTGCV診断と治療薬の有効性を評価した、治療薬の二重盲検ランダム化
比較第Ⅱa相臨床試験の結果を根拠に、先駆け審査指定/希少疾病用医薬品の指定を
受け、現在、第IIb/Ⅲ相試験が進められている (jRCT2051210177)。
・外保連試案2022を参考に、本技術の総実施費用は26,436円 (2,640点相当)
と試算される。

【対象疾患】

・SPECT撮影は、E101:シングルホトンエミッションコンピューター断層撮影1,800点

・中性脂肪蓄積心筋血管症 (Triglyceride deposit cardiomyovasculopathy

が認められているが、 心血流SPECTの2回撮影に倣い、所定点数の100分の50に

:TGCV)
・TGCVは、今年度、厚生労働大臣より指定難病に指定される見込みとなっている。

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相当する900点を診療報酬点数として提案する。