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提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (137 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図書式

提案番号(6桁)

申請技術名

申請学会名

251101

殺菌能検査

日本小児感染症学会

【技術の概要】
末梢血好中球と単球の殺菌能(活性酸素産生能)を測定する。
DHR-123(Dihydrorhodamine123; 蛍光プローブ)によって標識さ
れた好中球は、PMA(Phorbol 12-myristate 13-acetate)の刺
激によって活性酸素種を産生すると、蛍光を発色する。
蛍光発色した好中球を、フローサイトメトリーを用いて測定する。
健常者の好中球では、95%以上が陽性(蛍光発色あり)となる。

【既存の検査法との比較】
 NBT還元能
 顕微鏡で陽性細胞を目視計測する検査
 検者の主観によって、結果が影響を受ける
 評価対象細胞数が非常に少なく、検査精度が劣る
 現在は、殺菌能検査としてNBT還元能を行う検査
施設はない
健常者

慢性肉芽腫症患者

J Infect Dis. 2003;188:1593

NBT還元能(顕微鏡画像)

【対象疾患】
 殺菌能が低下する疾患
 慢性肉芽腫症,ミエロペルオキシダーゼ欠損症、
Chediak-Higashi症候群など。
 これらの疾患では、難治性の細菌感染症や真菌感染症
を繰り返す。
 早期診断する上で本検査は信頼性、再現性に優れた検査
735

 DHR123を用いた本検査
 数分間に数万個の細胞を解析する
→ 検査結果の客観性が高い
 診断的意義は周知されている
→ 診療ガイドラインで推奨される
 すでに保険未収載検査として、国内で複数の検査
会社で測定されている。
【診療報酬上の取扱い】
 造血器腫瘍細胞抗原検査(一連)の準用
(フローサイトメトリーを用いた細胞解析のため)
 2000点