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提案書04(0599頁~0801頁)医療技術評価・再評価提案書 (138 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

251201

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

グロブリンクラス別ウイルス抗体価ヒトパルボウイルスB19
日本小児感染症学会
22小児科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

01内科
関連する診療科(2つまで)
23皮膚科

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

グロブリンクラス別ウイルス抗体値ヒトパルボウイルスB19



追加のエビデンスの有無



診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)

012 42
1-A

算定要件の見直し(適応)

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)



その他」を選んだ場合、右欄に記載

本検査は、ヒトパルボウイルスB19感染の診断の補助のために使用される検査で、酵素免疫測定法(EIA)にて血清又は血漿中の抗ヒトパルボウイ
ルスB19 IgM型抗体検出に用いられる。現在の診療報酬上の算定要件は、「紅斑を出現している15歳以上の成人について、このウイルスによる感
染症が疑われ、IgM型ウイルス抗体価を測定した場合に算定する」とあるが、保険適応をリスクのある小児まで拡大することを提案する。

文字数: 200

再評価が必要な理由

パルボウイルスB19は伝染性紅斑の原因ウイルスであるが、本症以外にも多彩な疾患と関連している。妊婦に感染すると胎児に重篤な貧血が生じ
胎児水腫となることがある。また慢性溶血性貧血患者(遺伝性球状赤血球症など)においてはパルボウイルスB19の感染により無形性発作が起こり
重篤な貧血をきたしうる。さらに免疫が低下した患者にパルボウイルスB19が感染するとウイルスが持続感染し、赤血球系の慢性骨髄不全が起き
る。以上より、15歳未満の小児においても、伝染性紅斑以外の疾患におけるパルボウイルスB19の関与を早期に診断するために本検査は重要な検
査であり、保険適応の拡大が必要であると考えられる。適応に「(1)造血不全による急性または慢性の後天性貧血、(2)先天性貧血または胎児水
腫、(3)家族内(同居者)に感染により重篤な疾患を発症するリスクのあるものがいる場合、の何れかでこのウイルスによる感染症が疑われる場
合」の追加を提案する。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

小児領域では伝染性紅斑の確定診断より、パルボウイルスB19が関与する病態の早期診断のために必要な検査である。

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

紅斑が出現している15歳以上の成人について、ヒトパルボウイルスB19による感染症が疑われ、IgM型ウイルス抗体価を測定した場合に算定する。



診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

012 42

医療技術名

グロブリンクラス別ウイルス抗体価ヒトパルボウイルスB19
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 バルボウイルスB19が関与する病態の早期診断により、輸血等の早期対応が可能。また無形成発作時は感染性が非常に高いため、有効な二次感染
対策がとれる。
後等のアウトカム

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等
該当なし
の改訂の見込み等を記載する。)

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