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(別紙4)[1.9MB] (24 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00178.html |
| 出典情報 | 先進医療会議(第155回 7/2)《厚生労働省》 |
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先進医療会議構成員からの指摘事項に対する回答8
齲蝕の検出率の向上、および管理療法
2026 年 5 月 15 日
所属 : 東京科学大学病院
氏名 : 島田 康史
※照会に伴い変更が生じた場合は、関係書類も併せて修正して下さい。
1.
既報では「OCT は標準診療である X 線検査に比し感度では優れるが特異度ではむしろ劣る」という
報告もあります。不用な介入につながる偽陽性例がどれくらいかも明らかにしないと、現状では科学
的根拠としては不十分であるという認識です。
先進医療として保険収載に向けて行うにあたり、まずはその前段階として OCT が感度・特異度を含
めた診断能について優れるというエビデンスの創出が必要と考えますが、いかがお考えでしょうか。
【回答】 ご指摘ありがとうございます。
お送りいただいた論文は、韓国で製造した OCT の齲蝕診断について性能評価を行ったものと拝察しま
す。当方で行った先行研究を多数引用しています。(文献番号 13, 17, 18, 22, 27, 28)
文献の OCT は、中心波長 840nm の光源を採用しており、吉田製作所 OCT の 1310nm とは画像深度が
異なります。波長が長いと画像深度が深くなり、齲蝕の診断に有利です。文献では、歯の浅い領域の画
像表示にとどまっており、診断に必要な、象牙質付近の画像が不明瞭で、齲蝕の診断が安定的ではあ
りません。そのため、特異度が低くなっていると思われます。
当方でも同様の研究を行っており、抜去歯を用いた研究では 13 名の歯科医師を対象とし、X 線画像と
の比較を行いました。結果、OCT は咬合面齲蝕に対して X 線検査よりも高い感度を示し、また特異度に
ついても X 線写真とほぼ同程度であることを確認しています。本研究結果は先の文献で引用されていま
す。
Luong MN, Shimada Y, Araki K, Yoshiyama M, Tagami J, Sadr A.
Diagnosis of Occlusal Caries with Dynamic Slicing of 3D Optical Coherence Tomography Images.
Sensors (Basel). 2020 Mar 17;20(6):1659.
隣接面齲蝕に対しても抜去歯も用いた評価を行っており、やはり 13 名の歯科医師が評価を行った結果、
OCT は X 線写真よりも高い感度を示しました。また、特異度は X 線写真と同程度であり、むしろ初期の
エナメル質脱灰に対しては OCT にて高い特異度が得られました。
Shimada Y, Burrow MF, Araki K, Zhou Y, Hosaka K, Sadr A, Yoshiyama M, Miyazaki T, Sumi Y, Tagami J.
3D imaging of proximal caries in posterior teeth using optical coherence tomography.
Sci Rep. 2020 Sep 25;10(1):15754.
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齲蝕の検出率の向上、および管理療法
2026 年 5 月 15 日
所属 : 東京科学大学病院
氏名 : 島田 康史
※照会に伴い変更が生じた場合は、関係書類も併せて修正して下さい。
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既報では「OCT は標準診療である X 線検査に比し感度では優れるが特異度ではむしろ劣る」という
報告もあります。不用な介入につながる偽陽性例がどれくらいかも明らかにしないと、現状では科学
的根拠としては不十分であるという認識です。
先進医療として保険収載に向けて行うにあたり、まずはその前段階として OCT が感度・特異度を含
めた診断能について優れるというエビデンスの創出が必要と考えますが、いかがお考えでしょうか。
【回答】 ご指摘ありがとうございます。
お送りいただいた論文は、韓国で製造した OCT の齲蝕診断について性能評価を行ったものと拝察しま
す。当方で行った先行研究を多数引用しています。(文献番号 13, 17, 18, 22, 27, 28)
文献の OCT は、中心波長 840nm の光源を採用しており、吉田製作所 OCT の 1310nm とは画像深度が
異なります。波長が長いと画像深度が深くなり、齲蝕の診断に有利です。文献では、歯の浅い領域の画
像表示にとどまっており、診断に必要な、象牙質付近の画像が不明瞭で、齲蝕の診断が安定的ではあ
りません。そのため、特異度が低くなっていると思われます。
当方でも同様の研究を行っており、抜去歯を用いた研究では 13 名の歯科医師を対象とし、X 線画像と
の比較を行いました。結果、OCT は咬合面齲蝕に対して X 線検査よりも高い感度を示し、また特異度に
ついても X 線写真とほぼ同程度であることを確認しています。本研究結果は先の文献で引用されていま
す。
Luong MN, Shimada Y, Araki K, Yoshiyama M, Tagami J, Sadr A.
Diagnosis of Occlusal Caries with Dynamic Slicing of 3D Optical Coherence Tomography Images.
Sensors (Basel). 2020 Mar 17;20(6):1659.
隣接面齲蝕に対しても抜去歯も用いた評価を行っており、やはり 13 名の歯科医師が評価を行った結果、
OCT は X 線写真よりも高い感度を示しました。また、特異度は X 線写真と同程度であり、むしろ初期の
エナメル質脱灰に対しては OCT にて高い特異度が得られました。
Shimada Y, Burrow MF, Araki K, Zhou Y, Hosaka K, Sadr A, Yoshiyama M, Miyazaki T, Sumi Y, Tagami J.
3D imaging of proximal caries in posterior teeth using optical coherence tomography.
Sci Rep. 2020 Sep 25;10(1):15754.
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