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10参考資料1-2 成人用肺炎球菌ワクチンファクトシート[4.9MB] (32 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70339.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第64回 2/12)《厚生労働省》 |
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(6)諸外国の導入状況
① 成人における肺炎球菌ワクチン接種対象者
各国における成人に対する肺炎球菌ワクチンの推奨状況を表 6 に示した。
多くの国で PCV あるいは PPSV23 を用いて、概ね 60 歳~65 歳以上の全ての高齢者に接種が推奨さ
れている。その中で、米国では 2024 年 10 月に接種推奨年齢が拡大され、65 歳以上から 50 歳以上へ引
き下げられた。変更の背景には、50 歳~64 歳の成人は肺炎球菌感染症のハイリスクとなる要因を 1 つ以
上有している割合が 32%~54%と推定されている中、リスク要因の有無に基づく接種推奨による場合の
接種率よりも、年齢に基づく接種推奨の方が接種率が向上し、肺炎球菌感染症の罹患、死亡が減少する可
能性などが挙げられた 149。また、オーストラリアでは、肺炎球菌感染症の罹患リスクに応じて、アボリ
ジニとトレス諸島民は接種対象年齢が 50 歳以上と若く設定されている 180。
一方で、表4に示した国々のうち、フランス、ニュージーランド、中国では、2024 年現在、高齢者に
対する国の予防接種プログラム(National Immunization Program; NIP)に肺炎球菌ワクチンは含まれて
いない。ただし、フランス、ニュージーランドでは小児と肺炎球菌による疾患のハイリスク者に対する接
種推奨がなされているほか、中国では一部の地域(省単位)で公費助成が開始されている 181 182 183。
表 6.諸外国における肺炎球菌ワクチンの推奨・導入状況
高齢者への接種
ハイリスク者への接種
高齢者の
国
年齢(歳)
使用するワクチン
NIP
導入状況
免疫不全者
への推奨
慢性疾患を
有する者へ
50 歳以上 *1
PCV20 *1
あり
あり
あり
PCV21 *1
カナダ
65 歳以上
PCV20
あり
あり
あり
英国
65 歳以上
PPSV23 *3
あり
あり
あり
あり
あり
18 歳以上
18 歳以上
あり
フランス
―
なし
ドイツ
60 歳以上
PCV20
あり
あり
イタリア
65 歳以上
PCV13+PPSV23※
あり
―
70 歳
PCV13
(PCV15)
(PCV20)
*6
(70 歳以上)
オーストラリア
50 歳以上の
PCV13+PPSV23×2 回
PCV15+PPSV23
PCV20
PCV21
PCV20
PCV15+PPSV23 も可)
PCV13+PPSV23
PCV15+PPSV23
あり
1年
*2
1 年以上
少なくとも 8 週
あり
185
あり
186
PCV20
*5
あり
181, 188
少なくとも 8 週
あり
181
あり
180
(PCV15+PPSV23×2 回)
(PCV15+PPSV23×2 回)
(PCV20+PPSV23×2 回)
*8
あり
149, 184
8 週間に短縮可)
181, 187
トレス海峡諸島民
あり
(ハイリスク者は あり
あり
アボリジニと
なし
1年
*4
(PCV20+PPSV23×2 回)
ニュージーランド -
参考文献
PCV20
PCV13+PPSV23×2 回
あり
NIP
導入状況
の接種間隔
生後 12 月以上の推奨;
あり *7
小児の
の連続接種
の推奨
PCV15+PPSV23 *1
米国
PCV と PPSV23
使用するワクチン
PCV13
12 か月
少なくとも 2 か月
2 回目の PPSV23
は PPSV23(1 回
目)から 5 年以上
あり (PCV13) 182
中国
(60 歳以上※)
PPSV23
なし *9
なし *9
183, 189,
韓国
65 歳以上
PPSV23
あり
あり
191, 192,
190
193
NIP; National Immunization Program
PCV21; 21 価肺炎球菌結合型ワクチン。成人の IPD の原因として多くみられる 21 種類の血清型(3、6A、7F、8、9N、10A、11A、12F、
15A、15C、16F、17F、19A、20A、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B)を含む。下線を引いた 8 種類は先行して用いられている肺
炎球菌ワクチンには含まれていない血清型。
*1 PPSV23 の接種歴がある場合は PPSV23 の接種から 1 年以上あけて PCV21/PCV20/PCV15 いずれかを接種。PCV13 の接種歴があ
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① 成人における肺炎球菌ワクチン接種対象者
各国における成人に対する肺炎球菌ワクチンの推奨状況を表 6 に示した。
多くの国で PCV あるいは PPSV23 を用いて、概ね 60 歳~65 歳以上の全ての高齢者に接種が推奨さ
れている。その中で、米国では 2024 年 10 月に接種推奨年齢が拡大され、65 歳以上から 50 歳以上へ引
き下げられた。変更の背景には、50 歳~64 歳の成人は肺炎球菌感染症のハイリスクとなる要因を 1 つ以
上有している割合が 32%~54%と推定されている中、リスク要因の有無に基づく接種推奨による場合の
接種率よりも、年齢に基づく接種推奨の方が接種率が向上し、肺炎球菌感染症の罹患、死亡が減少する可
能性などが挙げられた 149。また、オーストラリアでは、肺炎球菌感染症の罹患リスクに応じて、アボリ
ジニとトレス諸島民は接種対象年齢が 50 歳以上と若く設定されている 180。
一方で、表4に示した国々のうち、フランス、ニュージーランド、中国では、2024 年現在、高齢者に
対する国の予防接種プログラム(National Immunization Program; NIP)に肺炎球菌ワクチンは含まれて
いない。ただし、フランス、ニュージーランドでは小児と肺炎球菌による疾患のハイリスク者に対する接
種推奨がなされているほか、中国では一部の地域(省単位)で公費助成が開始されている 181 182 183。
表 6.諸外国における肺炎球菌ワクチンの推奨・導入状況
高齢者への接種
ハイリスク者への接種
高齢者の
国
年齢(歳)
使用するワクチン
NIP
導入状況
免疫不全者
への推奨
慢性疾患を
有する者へ
50 歳以上 *1
PCV20 *1
あり
あり
あり
PCV21 *1
カナダ
65 歳以上
PCV20
あり
あり
あり
英国
65 歳以上
PPSV23 *3
あり
あり
あり
あり
あり
18 歳以上
18 歳以上
あり
フランス
―
なし
ドイツ
60 歳以上
PCV20
あり
あり
イタリア
65 歳以上
PCV13+PPSV23※
あり
―
70 歳
PCV13
(PCV15)
(PCV20)
*6
(70 歳以上)
オーストラリア
50 歳以上の
PCV13+PPSV23×2 回
PCV15+PPSV23
PCV20
PCV21
PCV20
PCV15+PPSV23 も可)
PCV13+PPSV23
PCV15+PPSV23
あり
1年
*2
1 年以上
少なくとも 8 週
あり
185
あり
186
PCV20
*5
あり
181, 188
少なくとも 8 週
あり
181
あり
180
(PCV15+PPSV23×2 回)
(PCV15+PPSV23×2 回)
(PCV20+PPSV23×2 回)
*8
あり
149, 184
8 週間に短縮可)
181, 187
トレス海峡諸島民
あり
(ハイリスク者は あり
あり
アボリジニと
なし
1年
*4
(PCV20+PPSV23×2 回)
ニュージーランド -
参考文献
PCV20
PCV13+PPSV23×2 回
あり
NIP
導入状況
の接種間隔
生後 12 月以上の推奨;
あり *7
小児の
の連続接種
の推奨
PCV15+PPSV23 *1
米国
PCV と PPSV23
使用するワクチン
PCV13
12 か月
少なくとも 2 か月
2 回目の PPSV23
は PPSV23(1 回
目)から 5 年以上
あり (PCV13) 182
中国
(60 歳以上※)
PPSV23
なし *9
なし *9
183, 189,
韓国
65 歳以上
PPSV23
あり
あり
191, 192,
190
193
NIP; National Immunization Program
PCV21; 21 価肺炎球菌結合型ワクチン。成人の IPD の原因として多くみられる 21 種類の血清型(3、6A、7F、8、9N、10A、11A、12F、
15A、15C、16F、17F、19A、20A、22F、23A、23B、24F、31、33F、35B)を含む。下線を引いた 8 種類は先行して用いられている肺
炎球菌ワクチンには含まれていない血清型。
*1 PPSV23 の接種歴がある場合は PPSV23 の接種から 1 年以上あけて PCV21/PCV20/PCV15 いずれかを接種。PCV13 の接種歴があ
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