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10参考資料1-2 成人用肺炎球菌ワクチンファクトシート[4.9MB] (20 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70339.html |
| 出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第64回 2/12)《厚生労働省》 |
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② 再接種および複数回接種の免疫原性
特異抗体価の減衰、副反応を考慮し PPSV23 の再接種は 5 年以上の間隔が必要である 121。Kawakami
らの報告によると PPSV23 の再接種の忍容性は良好であり、再接種時にも初回接種時と同等の抗体誘導
能およびオプソニン貪食活性がみられる 122。これまでのところ、PCV15 および PCV20 についての再接
種・複数回接種についての推奨およびその根拠となる免疫原性のデータ知見は無い。
③ 連続接種の免疫原性
1)
PCV15-PPSV23
/ PCV13-PPSV23
肺炎球菌ワクチン未接種の健常な 50 歳以上を対象として、PCV15-PPSV23 と PCV13-PPSV23 の連
続接種(接種間隔 1 年)の安全性と免疫原性に関する無作為比較試験が行われた 123。PCV15-PPSV23 群
と PCV13-PPSV23 群間のワクチン接種 30 日後と 12 か月後の抗体応答は共通する 13 血清型について
は同等で、PCV15 に特異的な血清型(22F、33F)では PCV15-PPSV23 群が高かった。連続接種後の抗体
応答は PCV15-PPSV23 と PCV13-PPSV23 は同等であった。
さらに、PCV15 または PCV13 接種の 2~12 か月後に PPSV23 を接種した際の免疫原性を評価した試
験では 114、PCV15 接種者は、PCV13 接種者と比較して、PCV13 血清型と共通の 13 血清型 に対する
OPA GMT が同等または高く、血清反応者(接種前と比較して接種後に OPA GMT が 4 倍以上上昇)の
割合が高かった。
また、基礎疾患などのリスク因子で調整したものでは、PCV15 の 6 か月後に接種した PPSV23 の免疫
原性を OPA GMT および PPSV23 接種後 30 日目(PCV15 接種 7 か月後)の IgG GMC で評価され、
PCV15 の血清型すべてに対して免疫原性を示した 124。
2)
PCV と PPSV23 連続接種における間隔について
PCV と PPSV23 の投与間隔を 2~6 か月の範囲で比較した研究では、PPSV23 接種後に測定した免疫
原性に有意差は認められなかった 125-127。1 回接種の PCV13 に対する抗体反応と、1 年間の間隔を空けて
PCV13 に続いて PPSV23 を接種した場合の抗体反応を比較した研究では、12 血清型のうち 8 血清型に
ついて、PPSV23 後の免疫反応が PCV13 接種後よりも有意に低かった 126。PCV13 を 1 回接種した場合
と、約 4 年後に PCV13 に続いて PPSV23 を接種した場合の抗体反応を比較した研究では、12 血清型の
うち7血清型において、PPSV23 後の免疫反応が有意に高かった 125。また、国内の 65 歳以上を対象と
し、PCV13-PPSV23 の連続接種の間隔が半年と 1 年の場合の PPSV23 接種後の抗体応答(両ワクチン
に共通する 12 血清型のうち 8 血清型に対する応答)の違いについての研究では 128、1 年間隔の連続接
種では、検討した 8 血清型の全てで顕著にオプソニン活性が増加した一方で、半年間隔では 4 血清型で
のみ増加したことが報告された。これらの研究により、PCV と PPSV23 の投与間隔を長くすることで、
免疫機能が正常な成人では免疫原性が改善される可能性が示唆されるが、1 年以上の間隔で条件を比較し
た試験は実施されていない。
④ 発症予防効果
PCV15 および PCV20 の発症予防効果について比較した研究は現時点では確認できず、データの集積
と研究が待たれる一方で、PCV15 と PCV20 については、世界における承認の根拠として、免疫原性お
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特異抗体価の減衰、副反応を考慮し PPSV23 の再接種は 5 年以上の間隔が必要である 121。Kawakami
らの報告によると PPSV23 の再接種の忍容性は良好であり、再接種時にも初回接種時と同等の抗体誘導
能およびオプソニン貪食活性がみられる 122。これまでのところ、PCV15 および PCV20 についての再接
種・複数回接種についての推奨およびその根拠となる免疫原性のデータ知見は無い。
③ 連続接種の免疫原性
1)
PCV15-PPSV23
/ PCV13-PPSV23
肺炎球菌ワクチン未接種の健常な 50 歳以上を対象として、PCV15-PPSV23 と PCV13-PPSV23 の連
続接種(接種間隔 1 年)の安全性と免疫原性に関する無作為比較試験が行われた 123。PCV15-PPSV23 群
と PCV13-PPSV23 群間のワクチン接種 30 日後と 12 か月後の抗体応答は共通する 13 血清型について
は同等で、PCV15 に特異的な血清型(22F、33F)では PCV15-PPSV23 群が高かった。連続接種後の抗体
応答は PCV15-PPSV23 と PCV13-PPSV23 は同等であった。
さらに、PCV15 または PCV13 接種の 2~12 か月後に PPSV23 を接種した際の免疫原性を評価した試
験では 114、PCV15 接種者は、PCV13 接種者と比較して、PCV13 血清型と共通の 13 血清型 に対する
OPA GMT が同等または高く、血清反応者(接種前と比較して接種後に OPA GMT が 4 倍以上上昇)の
割合が高かった。
また、基礎疾患などのリスク因子で調整したものでは、PCV15 の 6 か月後に接種した PPSV23 の免疫
原性を OPA GMT および PPSV23 接種後 30 日目(PCV15 接種 7 か月後)の IgG GMC で評価され、
PCV15 の血清型すべてに対して免疫原性を示した 124。
2)
PCV と PPSV23 連続接種における間隔について
PCV と PPSV23 の投与間隔を 2~6 か月の範囲で比較した研究では、PPSV23 接種後に測定した免疫
原性に有意差は認められなかった 125-127。1 回接種の PCV13 に対する抗体反応と、1 年間の間隔を空けて
PCV13 に続いて PPSV23 を接種した場合の抗体反応を比較した研究では、12 血清型のうち 8 血清型に
ついて、PPSV23 後の免疫反応が PCV13 接種後よりも有意に低かった 126。PCV13 を 1 回接種した場合
と、約 4 年後に PCV13 に続いて PPSV23 を接種した場合の抗体反応を比較した研究では、12 血清型の
うち7血清型において、PPSV23 後の免疫反応が有意に高かった 125。また、国内の 65 歳以上を対象と
し、PCV13-PPSV23 の連続接種の間隔が半年と 1 年の場合の PPSV23 接種後の抗体応答(両ワクチン
に共通する 12 血清型のうち 8 血清型に対する応答)の違いについての研究では 128、1 年間隔の連続接
種では、検討した 8 血清型の全てで顕著にオプソニン活性が増加した一方で、半年間隔では 4 血清型で
のみ増加したことが報告された。これらの研究により、PCV と PPSV23 の投与間隔を長くすることで、
免疫機能が正常な成人では免疫原性が改善される可能性が示唆されるが、1 年以上の間隔で条件を比較し
た試験は実施されていない。
④ 発症予防効果
PCV15 および PCV20 の発症予防効果について比較した研究は現時点では確認できず、データの集積
と研究が待たれる一方で、PCV15 と PCV20 については、世界における承認の根拠として、免疫原性お
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