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10参考資料1-2 成人用肺炎球菌ワクチンファクトシート[4.9MB] (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70339.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第64回 2/12)《厚生労働省》
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ビューに加えて、2022 年 3 月までの検索を追加更新)では、5)で後述する韓国における検討含む 9 件
の研究を対象に、PPSV23 型 IPD に対する 45%の有効性[95%CI: 37%, 51%] が示されたが、PPSV23 型
肺炎球菌性肺炎に対しては 18% [95%CI: -4%, 35%] (5 試験)と予防効果が乏しいことが報告された


138

ⅱ)PCV の有効性
オランダにて 65 歳以上を対象としたプラセボ対照二重盲検比較(CAPiTA)試験 139 は、PCV13 がワク
チン血清型による市中肺炎を 45.6%予防し、ワクチン血清型による菌血症を伴わない市中肺炎を 45.0%
予防し、ワクチン血清型による IPD を 75.0%予防することを示した。2023 年のシステマティックレビ
ューでは、上記 1 件の RCT と5)で後述する韓国における検討含む 3 件の 65 歳以上を対象とした観察
研究での PCV13 の有効性がまとめられ 138、IPD に対する PCV13 の有効性は 47%~68%、PCV13 型肺
炎球菌性肺炎に対する PCV13 の有効性は 38%~68%であり、範囲にばらつき、研究の異質性はあるもの
の、PCV13 は IPD および非 IPD 肺炎に対して有効性を認めた。
3) 海外の推定モデルによる研究: PCV15/20 の効果について
2016 年から 2019 年までの Kaiser Permanente Southern California の加入者における下気道感染症
(LRTI)症例の発生率と入院者数のデータから、反事実的推論フレームワークを使用して診断後 180 日
までの過剰な LRTI 関連死亡リスクを推定した研究では 140、65 歳以上の成人に対する PCV15 と PCV20
接種はそれぞれ 1 万人年あたり 89.3 [95%CI: 41.3, 131.8] および 108.6 [95%CI: 50.4, 159.1]の LRTI 受
診と、21.9 [95%CI: 10.1, 32.0] および 26.6 [95%CI: 12.4, 38.7] の入院症例を予防できた。
4) 再接種を含む複数回接種による発症予防効果
これまでのところ知見が得られていない。
5) PCV13-PPSV23 連続接種による発症予防効果
65 歳以上の肺炎球菌ワクチン未接種者における PCV13-PPSV23 連続接種の肺炎球菌性肺炎に対す
る有効性が 2022 年に韓国より報告された 141。多施設前向き test-negative design で、1,525 例の市中肺炎
の入院例で 167 例の肺炎球菌性肺炎のデータが解析され、65 歳以上の肺炎球菌性肺炎に対する PCV13
単独接種、PPSV23 単独接種、PCV13-PPSV23 連続接種の有効性(調整後 VE)は、それぞれ 40% [95%CI:
-10.8, 67.5]、11% [95%CI: -26.4, 37.3]、38.5%[95%CI: -21.0, 68.7]であった。
6) PCV15-PPSV23 の発症予防効果
免疫原性については上記③1)の記載を参照されたいが、これまでのところ発症予防効果の知見は得ら
れていない。
⑤ 免疫持続性について
PCV15 と PCV20 については有効性についての研究が待たれ、これらの有効性の持続についてもデー
タの集積が望まれる(PCV15 と PCV20 についての 2024 年 10 月時点までに報告されている臨床試験で
はいずれも接種後 1 か月後の免疫原性を示している)が、ここでは PPSV23 と PCV13 に関連する有効
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