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10参考資料1-2 成人用肺炎球菌ワクチンファクトシート[4.9MB] (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70339.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第64回 2/12)《厚生労働省》
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表 1.患者調査における傷病分類別の人口 10 万対受療率
2014 年

2017 年

2020 年

2023 年

入院総数

1,038

1,036

960

945

肺炎

27

28

19

21

外来総数

5,696

5,675

5,658

5,850

肺炎

6

6

3

4

成人肺炎診療ガイドライン 2024 では、肺炎を以下の様に分類している 8。
・市中肺炎:市中で生活している人に発症する肺炎
・医療・介護関連肺炎:
「療養病床や介護施設への入所」、または「過去 90 日以内の入院」、または「要介
護者」
、または「継続的に血管内治療を受けている者」における肺炎
・院内肺炎:入院後 48 時間以上経過してから発症する肺炎
2011 年~2013 年に国内 4 病院で実施された 15 歳以上の市中肺炎および医療・介護関連肺炎の調査に
おいて、罹患率は 16.9/1,000 人年 [95%CI: 13.6, 20.9]、入院率は 5.3 /1,000 人年[95%CI: 4.5, 6.2]、院
内死亡率は 0.7/1,000 人年 [95%CI: 0.6, 0.8]と推定された 81。推定罹患率は年齢と共に増加し、男性が女
性より高かった。国内の市中肺炎および医療・介護関連肺炎の年間推定患者数は 188 万人であり、65 歳
以上が 69.4%を占めた。肺炎球菌性肺炎の年間推定患者数は 53 万人であった。
2015 年~2020 年に長崎県五島市で実施された 18 歳以上の市中肺炎および医療・介護関連肺炎の調査
において、罹患率は 1,280/10 万人年、肺炎球菌性肺炎の罹患率は 227/10 万人年であった 82。罹患率は
年齢と共に増加し、
65 歳~79 歳における肺炎球菌性肺炎の罹患率は 260/10 万人年、80 歳以上では 645/10
万人年であった。肺炎球菌は、全肺炎患者の 17.8%で検出された。
1970 年~2022 年に実施された、国内における市中肺炎の検出菌についてのメタ解析において、肺炎球
菌が最も多く分離され、全市中肺炎の 20.0% [95%CI: 17.2, 22.8]、入院を要した市中肺炎の 16.2%
[95%CI: 14.1, 18.2]を占めた 83。医療・介護関連肺炎を対象とした解析においても、肺炎球菌が最も多く
分離された(12.4%, [95%CI: 9.7, 15.1])8。一方、院内肺炎における検討では、肺炎球菌の検出は 2.9%
[95%CI: 1.8, 4.0]であった 8。
2023 年人口動態統計において、肺炎による死亡者数は 75,753 人であった 84。人口 10 万対死亡者数は、
年齢が上がるにつれて増加し、男性が女性より多かった(表 2)
。肺炎による人口 10 万対死亡者数は、
2017 年~2019 年は 76.2~77.7 で推移し、2020 年は 63.6、2021 年は 59.6 と減少した 85-89。2022 年以降
は増加傾向にあり、2022 年は 60.7、2023 年は 62.5 であった 84,90。2017 年以降、肺炎は死因の第 5 位で
ある。
表 2.肺炎による男女別・年齢群別の人口 10 万対死亡者数(2023 年)
年齢群(歳)

男性

女性

0~4

0.7

0.3

5~9

0.2

0.2

10~14

0

0

15~19

0.1

0.1
14