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【報告(7)資料7】令和6年災害検証報告書 (16 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r07/post_5.html
出典情報 全国知事会議(7/23、7/24)《全国知事会》
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令和6年7月 25 日からの大雨

山形県

課題:被災道路の早期啓開
被害の状況
〇気象状況、警報等
令和6年7月 25 日からの大雨では、前線や低気圧の影響により線状降水帯が
2度発生し、県北西・北東部の庄内・最上地域を中心に激しい雨が降り続き、各
地で記録的な大雨となった。
・記録的短時間大雨情報 2 市町
・大雨特別警報 7 市町村
〇県管理道路の被災
県管理の道路では 650 箇所が被災し、被害額は 97 億円余りに上った。
そのうち、全面通行止めの措置をとった箇所は 58 路線 112 箇所となり、これ
までにない大きな被害となった。
・全面通行止め箇所
国道
5路線
20 箇所
主要地方道 22 路線
45 箇所
一般県道
31 路線
47 箇所

58 路線
112 箇所
都道府県で講じた(講じてきた)対応
【7月 25 日からの大雨を受けて講じた対応】
◎多くの路線が被災したが、とりわけ国道 344 号は、荒瀬川の溢水により道路が複
数箇所で寸断されて孤立集落も発生したことから、可及的速やかな啓開作業が必
要となった。
〇被災状況の調査
啓開にあたり道路の被災状況を把握するため現地を調査した。
〇建設業協会の協力
災害時における応急対策に関する協定を締結していた山形県建設業協会を通じ
て地域に精通した建設業者に道路啓開作業を要請した。
〇発生土砂の対処
山間部で多数発生した土砂流出について撤去作業を実施した。
〇使用資材の手配
河川の溢水により複数箇所で流出した道路等について啓開作業に必要な資材を
現地調達した。
〇復旧状況を広報
啓開の進捗や復旧の見通しについて広報し、被災者や道路被災により影響を受け
ている方々の行動計画に資する情報提供を行った。

検証結果(効果的な取組と課題)
〇調査の方法
・道路の流出や土砂崩落などで道路が寸断され、現地に立ち入っての調査に相当
の時間を要した。
・踏査が困難な災害時に備え、ドローンを配備しておくことが有効である。
〇土砂の搬出
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