会議資料 (99 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》 |
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質問
番号
質問
注2)最小二乗平均値、標準誤差及びp値は、施設、治療法、ベー
スライン値を含む共分散分析により導いた。プラセボ群と各
用量の多重比較ではDunnett法により調整を行った。
安全性評価対象症例257例中70例(27.2%)に副作用が認められた。
主な副作用は頭痛29例(11.3%)、 潮紅13例(5.1%)、 ほてり9例
(3.5%)、消化不良6例(2.3%)等であった。
17.1.2 外国第Ⅲ相試験
外国で実施されたプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験(第Ⅲ相
試験)の11試験(2266例)を併合解析した結果、タダラフィル5~
20mg投与によりIIEFの勃起機能ドメインスコア、SEPの質問2及び
3に「はい」と回答した割合におけるベースラインからの変化量に、
プラセボ投与との統計的な有意差が認められた。
回答選択肢(点)
ここ4週間、性的行為
に お よ ん で い る 時、
何 回 勃 起 を 経 験 し ま ・性的行為一度も無し注1)……(0)
・毎回又はほぼ毎回(10回中9回以上)
したか。
ここ4週間、性的刺激 ……(5)
に よ る 勃 起 の 場 合、 ・ おおかた毎回(半分よりかなり上
何 回 挿 入 可 能 な 勃 起 回る回数:10回中7回程度)…(4)
の 硬 さ に な り ま し た ・時々(10回中5回)………(3)
・ たまに(半分よりかなり下回る回
か。
数:10回中3回程度)……(2)
ここ4週間、性交を試 ・ 全く無し又はほとんど無し(10回
みた時、 何回挿入す 中1回以下)……(1)
ることが出来ました
か。
注1)質問2では「性的刺激一度も無
1
2
3
4
ここ4週間、性交中、 し」、質問3、4では「性交の試み一度
挿 入 後 何 回 勃 起 を 維 も無し」
持することが出来ま
したか。
5
ここ4週間で、性交中
に、 性交を終了する
まで勃起を維持する
のはどれくらい困難
でしたか。
表4)外国プラセボ対照二重盲検比較試験におけるIIEFの勃起機能ド
メインスコア並びにSEPの質問2及び3に「はい」と回答した割合の
ベースラインからの変化量
ベースラインからの変化量
評価項目
・性交の試み一度も無し……(0)
・困難でない……(5)
・やや困難……(4)
・困難……(3)
・かなり困難……(2)
・ほとんど困難……(1)
IIEF勃起機
能ドメイン
勃起機能ドメイン計
SEP質問2
質問
2
パート ナーの 膣 へ の
挿入ができました
か?
3
SEP質問3
30点
p値(対プラセボ群)
統計量
注2)
最小二乗平均値
(標準誤差)
[症例数]
p値(対プラセボ群)
最小二乗平均値
(標準誤差)
[症例数]
p値(対プラセボ群)
SEP質問3
-
<0.001
<0.001
<0.001
2.63
15.37
25.57
31.32
(1.19) (2.94) (2.24) (0.92)
[547] [149] [247] [1192]
-
<0.001
<0.001
<0.001
9.08
26.46
37.48
44.26
(1.34) (3.29) (2.51) (1.03)
[547] [149] [247] [1192]
-
<0.001
<0.001
<0.001
ベースラインからの変化量
SEP質問2
1.03
5.02
6.79
8.94
(0.30) (0.75) (0.57) (0.23)
[540] [149] [245] [1179]
18.1 作用機序
性的刺激により一酸化窒素(NO)の局所的な遊離が生じる際に、
タダラフィルは、cGMP分解酵素であるPDE5を阻害することによ
り海綿体のcGMP濃度を上昇させる。その結果、平滑筋が弛緩し、
陰茎組織への血流が増大して勃起が達成される。
18.2 PDE5阻害作用
タダラフィルは選択的なPDE5阻害剤である。タダラフィルはヒト
遺伝子組換えPDE5を約1nMのIC50値で阻害した。タダラフィルの
PDE5に対する阻害効力は、PDE6及びPDE11と比較して、それぞ
れ700及び14倍であり、 その他のPDEサブタイプとの比較では、
9000倍以上であった36)(in vitro )。
18.3 陰茎海綿体内cGMP濃度上昇作用
タダラフィル(30nM)は、NO供与体であるニトロプルシドナトリ
ウム(SNP)の存在下で、ヒト摘出陰茎海綿体平滑筋中のcGMP濃
度を有意に上昇させた(in vitro )。
18.4 陰茎動脈及び海綿体の弛緩増強作用
タダラフィルはヒト摘出陰茎動脈及び海綿体平滑筋の弛緩を誘発
(EC50値:それぞれ34及び13nM)し、また、SNP及びアセチルコリ
ンの弛緩作用を増強させた(30nM)(in vitro )。
「はい」又は「いいえ」
表3)国内用量反応試験におけるIIEFの勃起機能ドメインスコア並び
にSEPの質問2及び3に「はい」と回答した割合のベースラインからの
変化量
IIEF勃起機
能ドメイン
タダラフィル群
5mg群 10mg群 20mg群
18. 薬効薬理
17.1.1 国内第Ⅱ相試験
国内用量反応試験において、タダラフィル5~20mg投与によりIIEF
の勃起機能ドメインスコア、SEPの質問2及び3に「はい」と回答し
た割合におけるベースラインからの変化量に、プラセボ投与との統
計的な有意差が認められた35)。
評価項目
最小二乗平均値
(標準誤差)
[症例数]
プラセボ群
注3)最小二乗平均値、標準誤差及びp値は、施設、治療法、ベー
スライン値を含む共分散分析により導いた。プラセボ群と各
用量の多重比較ではBonferroni法により調整を行った。
回答
勃起は十分に持続し、
性交に成功しました
か?
最小二乗平均値
(標準誤差)
[症例数]
p値(対プラセボ群)
表2)SEPの質問と回答
質問
番号
最小二乗平均値
(標準誤差)
[症例数]
p値(対プラセボ群)
・非常に高い……(5)
ここ4週間、勃起を維
・高い……(4)
持する自信の程度は
・普通……(3)
どれくらいありまし
・低い……(2)
たか。
・非常に低い……(1)
15
統計量
注3)
最小二乗平均値
(標準誤差)
[症例数]
p値(対プラセボ群)
プラセボ群
タダラフィル群
5mg群 10mg群 20mg群
2.05
7.51
9.10
9.38
(0.71) (0.72) (0.71) (0.71)
[86] [84] [86] [86]
-
<0.001
<0.001
19. 有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:タダラフィル(Tadalafil)〔JAN〕
化学名:(6R ,12aR )-6-(1,3-Benzodioxol-5-yl)-2-methyl2,3,6,7,12,12a-hexahydropyrazino[1',2':1,6]pyrido[3,4-b ]
indole-1,4-dione
分子式:C22H19N3O4
分子量:389.40
<0.001
8.59
28.50
35.97
36.52
(2.99) (3.02) (2.99) (2.99)
[86] [84] [86] [86]
-
<0.001
<0.001
<0.001
12.29
34.31
47.26
50.80
(3.46) (3.49) (3.46) (3.45)
[86] [84] [86] [86]
-
<0.001
<0.001
<0.001
5
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