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会議資料 (111 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》
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を受診し処置する必要がある。
薬剤師が、対面で OCT 化タダラフィルを希望する患者に対して
心血管障害の有無を十分確認できることは困難と考える。医師は診
察をして、必要時心電図などを判定し心血管障害の有無を判断す
る。医学的諸検査のオーダーを薬剤師がすることは困難で、また幸
いにも諸検査の結果を見ることができたとしても正確に判断でき
るか疑問である。このため、処方にあたっては薬剤師の心的負担は
増加すると推測される。
ED 診断のアルゴリズムは、臨床検査に基づくため、薬剤師では
この結果を掌握し判断することに困難を感じることが多いと推測
する。
タダラフィル開始前に患者の生活習慣の変更(減量のための栄養
指導など)が必要であり、薬剤師単独ではこれらのリスクファクタ
ーの排除は困難であると考える。
薬剤性EDが考えられる場合、必要時に ED に関与する薬剤を医
師が変更してから処方しないと、ED 誘発薬と改善剤の 2 つを服用
することにつながる。
【スイッチ化した際の社会への影響の観点から】
性行為中と性行為後の突然死・心血管イベントが増加する可能性
あり、生産年齢の人口減少につながる。また持続勃起症の症例が増
す可能性があり、泌尿器医の緊急受診が増加する。多数の調剤薬局
にて購入することで、何千個の OCT 薬を集めインターネット上で
の高額な取引が起こり得る場合がある。この事象がおきると、さら
に心血管イベント・持続勃起、視力低下などの増加が懸念される。
これらの有害事象が、薬剤師・厚労省への訴訟となる可能性も考え
なくてはならない。
2. その他

備考

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