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会議資料 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》
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【販売方法】薬剤師の面前服用を条件としないこと
面前服用拒否で服用できなかった:11件

(令和6年度緊急避妊薬の適正販売に係る環境整備のための調査事業報告書(以下「調査事業報告書」)より)

・「緊急避妊薬は服用が早ければ早いほど効果が高く、緊急避妊薬を選択
する女性にはこのことを伝えておくべきだ。しかし薬局や薬剤師チーム
の前で服用を強要されるべきではない。」

FIGO「エビデンスと人権に基づく緊急避妊薬の提供:薬剤師の役割」(2024)

・以前面前服用が存在したスイス、イギリスでは撤廃されている

ECEC (European Consortium for Emergency contraception)調べ(2025)

・WHOは緊急避妊薬を提供する際「不必要な手順・処置を避けること」、
将来必要になるときに備え「多めに渡しておくこと」を推奨。
・研究では、事前に緊急避妊薬を供給した場合でも避妊しない性交の
WHO「Family Planning」(2022)
回数は増えなかった。
【当事者の声】薬剤師の前での服用は心理的安全性がなく、より緊急避妊薬を入手するハード
ルを下げてしまうから。世界では無償で提供している国もあるのに、なぜそこまでして若い女
性を信用できないのかが分からない。わたしたちが信頼されていないと感じ、不信感を覚える。
#なんでないのプロジェクト、NPO法人ピルコン「緊急避妊薬の薬局での入手に関するニーズについてアンケート」(2025)

→悪用や濫用の懸念から面前服用をOTC化の条件とする根拠は確認できず、むしろ
使用者のプライバシー侵害やアクセスをためらう心理的負担になり得る。

→転売・犯罪が起こるのはアクセスに障壁がある証左であり、安全かつ迅速なアクセス
が必要。また、性暴力の予防・対策としては、性教育の充実が有効な施策である。
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