会議資料 (112 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》 |
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スイッチOTC医薬品の候補成分に関する見解
1.候補成分に関連する事項
成分名
タダラフィル
(一般名)
効能・効果
勃起不全(満足な性行為を行うに十分な勃起とその
維持が出来ない人)
勃起不全(以下 ED という。)は、自尊心低下の原因
やそれに伴う不安感や抑うつ症状の原因、パートナ
ーとの関係性悪化の原因となる可能性があるため、
候補成分
メンタルヘルスに直結する問題である。また、心理
OTC と し て
の情報
的要因から医療機関を受診せずにリスクを承知しつ
のニーズ
つもネット等で個人輸入をする者が後を絶たず、偽
造医薬品による健康被害が懸念される。本剤をスイ
ッチ OTC 化することによりこれらの問題の解決に
貢献できると考えるから。
OTC 化 さ れ
本邦では ED 治療薬が OTC 化されていないため、ED
た際の使わ
治療に対して唯一のスイッチ OTC 医薬品となる。
れ方
2.スイッチ OTC 化の妥当性に関連する事項
1. OTC とすることの賛否について
結論:賛成
〔上記と判断した根拠〕
【薬剤特性の観点から】
日本で認められているタダラフィルを含むホスホジエステラ
ーゼ 5(PDE5)阻害薬は、国内外で十分な有効性・安全性の
データが報告されており、ED 治療において第一選択の治療法
である (ED 診療ガイドライン第 3 版)
市販後の使用成績調査における副作用発現率は 3.4%(56/1635
例)であり、主な副作用は、
✓ 血管障害 1.5%(25 例:ほてり 16 件、潮紅 9 件)
✓ 神経系障害 1.4%(23 例:頭痛 22 件、頭部不快感 1 件)
✓ 眼障害 0.3%(5 例:眼充血 3 件、眼痛 1 件及び結膜充血 1
件)
である。安全性に重大な影響を及ぼす要因は特定されなか
スイッチ
OTC 化の
妥当性
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