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会議資料 (105 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》
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【適正使用の観点から】
③ 本剤が仮にスイッチ化される際は、本剤はまずは薬剤師が対面販売する
要指導医薬品に指定される見込みと伺っております。前述の 4 錠個包装
を 2 回販売しても無効な例においては、糖尿病・動脈硬化などの慢性・
器質的疾患による勃起障害や向精神薬の有害事象も考えられ、これらの
疾患の早期発見のためにも、当該薬局の近隣の泌尿器科クリニック専門
医へ紹介することを条件として要望します。

【スイッチ化した際の社会への影響の観点から】
④ 患者にとっても、夜間や休日など診療所が閉院している時間帯でも薬局
へアクセスできることは、患者の利益となります。タダラフィルの OTC
化によって国の推し進める、少子化対策にも多少貢献できる可能性も有
ります。

2. OTC とする際の課題点について
⑤ 睡眠薬・覚醒剤と同様、勃起障害治療薬は裏社会・反社会的集団へ流れ
やすい薬剤です。大手問屋を通しての流通は、横流しやバッタ屋(非正
規流通の安売屋)へ流れる危険も存在します。
⑥ 一方、直販ルートを持つ製薬企業を通じた流通の場合は、その販売量が
把握しやすく、非正規ルートへは流れにくいと考えられ、比較的安心材
料と考えますが、販売量の把握と報告を求めます。

3. その他
⑦ 同効薬剤のシルデナフィルは、正規剤よりメキシコ・中国製の偽薬が多
くネット販売されているのが現状です。勃起障害治療薬のシルデナフィ
ル 100mg 製剤のインターネット自己輸入などの正規外流通経路の改善
には役立つと思われます。
日本医師会の傘下の日本臨床分科医会所属の一般社団法人日本臨床泌尿器
科医会 JCUA の公的な立場としては、患者の診療所への受診機会を減ずる

備考

可能性の有るスイッチ OTC に関しては原則反対です。JCUA の会員の中で
も強く反対する意見をお持ちの会員は存在しますが総合的に勘案し ①②③

⑥の要望より条件付き 賛成とします。

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