会議資料 (30 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html |
出典情報 | 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》 |
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日本における緊急避妊薬のアクセス改善の検討に際し、国際的なエビデンスと人権に基づく
情報提供により、緊急避妊薬のアクセスに関する意思決定を支援したく存じます。
● 緊急避妊薬は安全で、使用者が自己判断することができます。使用前に医学的な検査や
診察、検査は不要です。
● ほとんどの国で推奨されているように、OTC(処方箋不要)でのアクセスが適切です。
● 使用者が追加の支援を求めない限り、定期的なフォローアップは不要です。
(出典:FIGO & ICEC 医療とサービス提供ガイドライン、2018年)
さらに、既存の研究では、緊急避妊薬が排卵を阻止することで作用し、早期に服用した場合
に最も効果的だと分かっています。処方箋要件や年齢制限などの規制上の障壁は、アクセス
を遅らせるため効果が低下し、意図しない妊娠のリスクを高める可能性があります。
レボノルゲストレル(LNG)緊急避妊薬は、OTC販売の国際基準をすべて満たしています。
具体的には:
● 安全で、過剰摂取や依存のリスクはありません。
● 繰り返し使用しても副作用はほとんどありません。
● アスピリンなどの多くのOTC医薬品よりも安全です。
臨床研究とWHOのガイドラインは、不要なアクセス制限の撤廃を支持しています。
(出典: WHOセルフケア介入ガイドライン、2022年改訂版; ICEC 緊急避妊薬のOTCアクセス(2013年))
この情報が皆様の参考となり、日本における緊急避妊薬へのアクセス拡大に向けて支援でき
るよう、引き続きご協力申し上げます。 アシャ・カスリワル博士 FIGO 避妊委員会 委員長
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