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会議資料 (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》
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医療現場では、面前服用が必要だと思われる経験を多数して
きました。極一例ですが、ご紹介しましょう。
・「なりすまし」がありました。緊急避妊薬の研究の目的で、超音波を使って子宮
内膜の厚さを測定させてもらっていた時期がありました。診察台に上がってもらお
うとしたその時、発覚したのです。面前服用が原則ですから、その友人はひとまず
帰って、当事者が来院したことがありました。
・彼は妊娠の継続を現段階では決めかねているので、面前での服用を拒否した女性
がいました。「結論はいつ出るの?」と聞くと「わからない」と。ご本人は妊娠の
継続は無理だと思っているのですが、一縷の望みを彼にかけていたのでしょうか?
時間ばかりが経ったら避妊効果が落ちることを説明し処方できないと、お断りした
ことがありました。

・彼女が仕事で忙しいとの理由から、男性が取りに行っていいかとか、「相手がど
うしても産みたいと言っているのだが、僕には自信がない」とばかりに、服用を女
性に強要する危険性があるかような事例がありました。「転売」「悪用」の懸念が
あります。
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