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対応指針(案)・障害者差別解消法医療関係事業者向けガイドライン (49 ページ)

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出典情報 障害者差別解消法医療関係事業者向けガイドライン-医療分野における事業者が講ずべき障害を理由とする差別を解消するための措置に関する対応指針-の改正案に関する御意見の募集について(2/17)《厚生労働省》
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【参考ページ】

■障害特性に応じた具体的対応例(その1)
自分のタイミングで移動したい(視覚障害)
全盲の視覚障害者Aさんは、地域の医療機関を受診する際、内科への案内看板等が
見えず単独で行くことができませんでした。しかし医療機関入り口付近にガイドボラ
ンティアが配置され、手助けが必要な人に一声かけてくれるようになったことから、
付き添いがなくても一人で通うことができるようになりました。
また併せて、エレベーターや階段の手すりにも点字シールを表示することになり、
ガイドボランティアと離れていても、自分のタイミングで移動することが可能になり、
御本人の気持ちもとても自由になりました。

■障害特性に応じた具体的対応例(その2)
呼び出し方法の改善(聴覚障害)
聴覚障害者(発語可能・4 級)のBさんは受診申込みのため、受付を済ませ呼び出し
を待っていましたがなかなか呼ばれませんでした。受付に、呼ばれていないことを申
し出ると、
「名前を呼びましたが、返事がありませんでした」とのことでした。音声に
よる通常の呼び出ししか行われなかったためです。
その後、事務局は対応を検討し、聴覚障害のある方には、文字情報などでも呼び出
しを伝え、手続きに関するやりとりに関しても筆談等で対応することとしました。

■障害特性に応じた具体的対応例(その3)
建物の段差が障壁に(肢体不自由)
車椅子を使用している身体障害者(1 級)Aさんが、医療機関に入ろうとすると大き
な段差があり立ち往生してしまいました。
スタッフに協力をお願いしてみると、段差を車椅子で乗り越える手伝いを申し出て
くれました。介助のお陰で、無事に医療機関に入ることができました。

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