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対応指針(案)・障害者差別解消法医療関係事業者向けガイドライン (28 ページ)

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出典情報 障害者差別解消法医療関係事業者向けガイドライン-医療分野における事業者が講ずべき障害を理由とする差別を解消するための措置に関する対応指針-の改正案に関する御意見の募集について(2/17)《厚生労働省》
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〔主な特性〕
・ 以下の症状が現れる場合がある
記憶障害:すぐに忘れてしまったり、新しい出来事を覚えることが苦手なため、
何度も同じことを繰り返したり質問したりする
注意障害:集中力が続かなかったり、ぼんやりしていてしまい、何かをするとミス
が多く見られる
二つのことを同時にしようとすると混乱する
主に左側で、食べ物を残したり、障害物に気が付かないことがある
遂行機能障害:自分で計画を立てて物事を実行したり、効率よく順序立てられない
社会的行動障害:ささいなことでイライラしてしまい、興奮しやすい
こだわりが強く表れたり、欲しいものを我慢できない
思い通りにならないと大声を出したり、時に暴力をふるったりす

病識欠如:上記のような症状があるという認識が乏しく、できるつもりで行動して
トラブルになる
・ 失語症を伴う場合がある(失語症の項を参照)
・ 片麻痺や運動失調等の運動障害や眼や耳の損傷による感覚障害を持つ場合がある
〔主な対応〕
・ 本障害に詳しいリハビリテーション専門医や専門職、高次脳機能障害支援拠点機関、
家族会などに相談する
・ 記憶障害
手がかりがあると思い出しやすいので、手帳やメモ、アラームを利用したり、ルー
トマップを持ち歩いてもらうなどする
自分でメモを取ってもらい、双方で確認する
残存する受傷前の知識や経験を活用する(例えば、過去に記憶している自宅周囲で
は迷わず行動できるなど)

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