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対応指針(案)・障害者差別解消法医療関係事業者向けガイドライン (36 ページ)

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出典情報 障害者差別解消法医療関係事業者向けガイドライン-医療分野における事業者が講ずべき障害を理由とする差別を解消するための措置に関する対応指針-の改正案に関する御意見の募集について(2/17)《厚生労働省》
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・ 飲むことが良くない状況やタイミング等をわかっているにもかかわらず、飲酒した
いという強い欲求をコントロールできず、過剰に飲酒したり、昼夜問わず飲酒した
りすることで身体的、社会生活上の様々な問題が生じる
・ 体がアルコールに慣れることで、アルコールが体から抜けると、発汗、頻脈、手の
震え、不安、イライラなどの離脱症状が出る
・ 一念発起して断酒しようとしても、離脱症状の不快感や、日常生活での不安感から
逃れるために、また飲んでしまう
〔主な対応〕
・ 本人に病識がなく(場合によっては家族も)、アルコール依存症は治療を必要とす
る病気であるということを、本人・家族・周囲が理解する
・ 周囲の対応が結果的に本人の飲酒につながってしまう可能性があるため、家族も同
伴の上で、アルコール依存症の専門家に相談する
・ 一度断酒しても、再度飲酒してしまうことが多いため、根気強く本人を見守る

○認知症
〔主な特性〕
・ 認知症とは、単一の病名ではなく、種々の原因となる疾患により記憶障害など認知
機能が低下し、生活に支障が出ている状態である
・ 原因となる主な疾患として、 アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小
体型認知症、前頭側頭型認知症等がある
はいかい

・ 認知機能の障害の他に、行動・心理症状(BPSD)と呼ばれる症状(徘徊、不穏、
興奮、幻覚、妄想など)がある
〔主な対応〕
・ 認知症は誰もがなりうるものであり、家族や身近な人が認知症になることなどを含
め、多くの人にとって身近なものであることを理解する

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