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後発医薬品の安定供給の確保及び持続可能な産業構造に向けた開発促進策の立案に資する研究(2026年3月) (8 ページ)

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出典情報 後発医薬品の安定供給の確保及び持続可能な産業構造に向けた開発促進策の立案に資する研究(2026年3月)《地域医療基盤開発推進研究事業》
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が顕著に多かった。
両リストに共通する抗菌薬(J01)は、
臨床で長年使用される多様な構造・
作用機序をもつ成分で構成され、
WHO 必須医薬品リスト(WHO-EML)
との共通性も高かった。一方、厚労省
リストのみでの収載品にはセフェム
系薬など国内使用比率の高い成分が
多く含まれていた。抗悪性腫瘍薬
(L01)については、両リストに共通
する成分はアルキル化剤・代謝拮抗
剤等の古典的品目が多い一方、一方
のみに収載された品目は開発年が新
しく、プロテインキナーゼ阻害薬
(L01E)や抗体・抗体複合体(L01F)
等の近年の治療動向を反映していた。

薬と製剤のどちらを対象とするか、
④企業と行政の費用負担配分、⑤義
務化の範囲、⑥有効期限管理など品
質確保上の取扱い、が重要な論点と
して整理された。各地域のアプロー
チの差異には、想定するリスクの範
囲(パンデミック・地域紛争等)の違
いや、医療保険制度・薬価制度との関
係による影響が示唆された。

D.考察
初年度の調査により、後発医薬品の未上市
要因が経済的側面(市場性・採算性)に留ま
らず、技術的・規制的側面にも及ぶという重
要な示唆が得られた。当初は薬価等の価格面
の課題が主因であると想定されていたが、製
剤技術・製造上の困難性や薬事規制・臨床試

② 流通在庫・備蓄活用に係る国際動向
日本・EU・米国の医薬品供給確保策
における在庫・備蓄体制について整
理・比較した結果、以下の知見が得ら
れた。
⚫ 供給確保策の基本的な形態として、
①製販・流通段階での製剤の安全在
庫確保(流通在庫増・Rolling stock)
と②平時流通と分けた製剤または原
薬の戦略備蓄(別倉庫型)の2類型が
存在し、それぞれ利点と課題を有す
ることが整理された。流通在庫増は
在庫回転による期限管理コストの低
減や実装の容易性に優れる一方、大
規模危機への耐性には限界がある。
別倉庫型の戦略備蓄は行政による危
機時の制御が可能である一方、購入・
管理コストが大きく、製剤化の時間
を要する原薬備蓄では即応性に課題
がある。

制度設計においては、①保管形態(流
通在庫の積み増しか集中備蓄か)、②
対象医薬品の範囲と量の設定、③原

験関連のハードルも相当程度の影響を有する
ことが明らかになり、多角的な対策の必要性
が確認された。
市場性・採算性の問題については、先発品
市場規模の小ささや薬価の低さに加え、上市
後の薬価下落スピードへの懸念も強く、単に
収載時薬価を引き上げるだけでなく、中間年
改定の在り方や薬価改定ルールの見直しを含
む包括的な対応が求められていることが示さ
れた。薬価 10%加算のみでは開発促進効果
が限定的であるとの回答が多数を占めたこと
は、この点を裏付けるものである。
製剤技術・製造上の困難性については、原
薬調達の困難さと高額な設備投資が主要な障
壁として浮かび上がった。特に複雑な製剤
(Complex generics)については、薬価面
の手当とともに、PSG のような品目特有の
ガイダンスの整備や製造設備への補助金措置
等の技術的支援策の組み合わせが有効である
可能性が示唆された。
薬事規制・臨床試験関連については、BE
ガイドラインの国際調和、安定性試験要件の
見直し、海外申請データの活用等について、

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