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資料1 在宅医療の提供体制の整備に関する検討等について (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64805.html
出典情報 在宅医療及び医療・介護連携に関するワーキンググループ(令和7年第2回 10/29)《厚生労働省》
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小児や医療的ケア児の在宅医療提供体制構築のための支援



三重県では、令和6年度に地域医療介護総合確保基金を活用して「小児在宅医療・福祉連携事業」を実施した。
本事業で、在宅医療に必要な連携を担う拠点は、医療的ケア児の実数及び生活実態調査やライフステージに沿った包括支
援体制の整備として医療職種等への研修の実施、医療的ケア児と家族の在宅生活支援に関する連携体制の整備を行った。

<三重県における小児等在宅医療の推進体制のための取組>
【事業の目的・内容】
○ 医療的ケアが必要な小児が入院生活から在宅生活への移行後に地域へ戻り安心して在宅生活を送るための体制整備が必要である。
○そこで、医療的ケア児の実数及び生活実態調査の実施や、小児在宅医療に 係る人材育成、医療的ケアを必要とする重症児に対するレスパ
イ ト・短期入所事業の拡充に取り組む事業へ補助を行う。
【実施内容】
医療的ケア児の実数
及び生活実態調査

医療的ケア児の実数把握のために、医療機関及び行政(教育・保健)機関の協力を得ながら調査を実施。

医療的ケア児と家族
の在宅生活支援に関
する連携体制整備

在宅で過ごす医療的ケア児と家族の支援、及び入園・入学に向けた連携体制の整備として、
拠点と外来フォローをしている医療的ケア児とその家族を対象とした家族交流会の実施(第10 回家族会)。

医療職種等を対象
とした研修会

○ 三重県医師会内に設置された三重県医師会小児在宅医療連絡協議会登録医師を主な対象者とした「三重県小児
在宅医療実技講習会・講演会」を開催。胃瘻カテーテルおよび気管カニューレ交換に関する講義と実技の実践や、
在宅医療に取り組む歯科医師、言語聴覚士、管理栄養士それぞれの立場から講演。
○病院看護師、訪問看護師、幼稚園・保育園看護師、学校看護師、福祉事業所などの看護師を対象とした小児在
宅看護研修会の実施。職域の異なる看護師同士の交流を深めて地域連携の強化や不安事項の直接共有、相談がで
きる機会の提供。
○また、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士をはじめとした多職種向けの小児在宅医療の研究会の実施。

医療的ケア児と家族
のための
在宅支援研究会

多職種・多機関との連携強化を図る目的で、多職種研修会(三重県小児在宅研究会)を開催し、
医師、看護師、薬剤師、歯科医師など多職種から127名が参加。

<調査事項例> 人工呼吸器利用、経管栄養、吸引、糖尿病管理

など

出典:三重県令和6年度の補助事業の実績報告書より

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