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総-3入院(その2) (73 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》
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総合入院体制加算等についての現状と課題
(総合入院体制加算と急性期充実体制加算の施設基準について)
• 総合入院体制加算1と急性期充実体制加算1は救命救急センター等の救急の体制整備や全身麻酔手術件数等で
共通する基準があるほか、総合的な診療体制については総合入院体制加算1でのみ求められる施設基準があり、
手術実績等については、急性期充実体制加算1でのみ求められる施設基準がある。
• 加算の対象となる14日間で算定できる点数の総額は、総合入院体制加算1は急性期充実体制加算1と比較して
低くなっている。
(人口の少ない地域における加算の算定状況等について)
• 人口の少ない地域では、実績要件等の基準が厳しい総合入院体制加算1や急性期充実体制加算1を届出ている
病院が少なく、加算算定病院の多くは、総合入院体制加算3を届け出ていた。
• 人口の少ない地域では、総合的な機能を求められているものの、地理的な事情から、地域の症例や医療従事者
を集約してもなお、実績要件等の基準を満たすことが困難な医療機関があると考えられる。
• 人口規模の小さな二次医療圏では、救急搬送件数自体は大規模な医療圏にある医療機関と比較して多くないも
のの、地域の救急搬送の多くをカバーしている医療機関があり、そういった病院であっても、急性期充実体制
加算や総合入院体制加算は算定されていない。
• 拠点的な機能を有する病院では、総合入院体制加算や急性期充実体制加算を算定していない病院であっても、
オンライン診療による代用も含めた巡回診療、医師派遣・代診医派遣等により、小規模な二次医療圏において
診療支援を実施している。

(総合病院における精神科について)
• 身体症状の重症度が高く精神症状もある患者への対応については、精神病床を有する総合病院や、精神科医が
対応可能な総合病院が必要である。また、精神科リエゾンを提供可能な一般病床においては、幅広い身体症状
に精神症状を併存した患者への対応が期待される。
• 精神病床数は減少傾向にあるが、精神科病院よりも一般病院で、その減少傾向が大きい。
• 総合入院体制加算と急性期充実体制加算の算定病院における精神病床届出数は、加算算定病院数の増加に伴い、
増加傾向にある一方で、同一の病院で比較すると、特に急性期充実体制加算を届け出た病院で、精神病床届出
施設数がやや減少する傾向がみられる。

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