総-3入院(その2) (52 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》 |
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(手術なし症例と手術あり症例の評価について)
• 手術なし症例は、手術あり症例と比べ、A点数2点以上、3点以上、C点数1点以上の割合が低く、B点数3点
以上の割合は高かった。
• 急性期一般入院料1における重症度、医療・看護必要度基準該当割合をみると、救急搬送入院の手術なし症例が
最も低く、非救急搬送入院の手術あり症例が最も高かった。
• 救急搬送からの入院や緊急入院の約8割を手術なし症例が占めていた。
• 重症度、医療・看護必要度における救急搬送後の患者の評価については、該当期間を長く設定した場合には入院
日数の延長の誘引となり得る課題がある一方、令和6年度診療報酬改定により該当期間を短縮した後は、手術な
し症例が評価されにくいとの課題が指摘されている。
• 1床当たり救急搬送件数や、協力対象施設入所者入院加算の算定回数との合算件数が多いほど、手術なし症例を
比較的多く受け入れている病院の割合が高かった。
(B項目について)
• B項目は、これまでの改定で記録の負担の軽減や、急性期度合いを示す指標としての位置づけについて議論され
てきた。現在、急性期一般入院料1では測定・記録のみ行われており、重症度、医療・看護必要度の基準には含
まれていない。
• 重症度、医療・看護必要度の記録について、病棟看護管理者として課題に感じていることについてⅠ・Ⅱ別に分
析したところ、「特になし」はⅠが26.1%、Ⅱが28.9%である一方、「看護職員による記録忘れが多い」、「看
護必要度に関する職員研修に手間がかかる」はそれぞれ I が51.7%と35.5%、IIが47.4%と31.8%であった。
• B得点は要介護度が高いほど高くなり、要介護4-5では入院時と退院時で分布の変化がほとんどみられなかった。
• 7日後にB得点が同程度である患者の割合は、対象手術なし症例では入院4日目に約7割、対象手術実施症例では
術後7日目に同様に約7割であった。
• 手術なし症例の入院4日目以降、また手術あり症例の入院7日目以降は、重症度、医療・看護必要度について、B
点数が変わらない患者の割合は6~7割程度であった。
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