総-3入院(その2) (134 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_64319.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第619回 10/8)《厚生労働省》 |
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(特定集中治療室用重症度、医療・看護必要度)
• 日本集中治療医学会による「ICU 入退室指針(2023年11月24日) 」において掲げられている「提供する治
療・ケアの因子」においては、「人工臓器サポートや心血管作動薬などの薬剤持続投与を行わない動脈圧、中
心静脈圧のモニタリング患者等については、中間ユニットで管理することも考慮する」とされている。一方、
「特定集中治療室用の重症度、医療・看護必要度」において、「動脈圧測定(動脈ライン)」「中心静脈圧測
定(中心静脈ライン)」 の配点は2点となっており、単にこれらを単独で実施しているのみであっても、基準
を満たすこととなる。
• 特定集中治療室(ICU)の入室患者の傷病名のうち上位を占める急性心筋梗塞後の患者では、致死性不整脈
の管理が重要であり、電気的除細動の実施や、必要に応じた抗不整脈薬の投与が診療ガイドライン等で推奨さ
れている。また、病態に応じて、一時的ペーシングが必要となる場合がある。
• 現行の「特定集中治療室用 重症度、医療・看護必要度」では、基準に該当する患者割合の要件は7割又は8
割である一方で、実際に基準を満たす患者は、全体の約92%であった。該当患者割合が最も高い項目は「動脈
圧測定」の約84%であった。
• 特定集中治療室管理料の算定患者のうち、「蘇生術の施行(電気的除細動を含む)」に該当する患者割合は約
5%、「抗不整脈剤の使用」は約12%、「一時的ペーシング」は約1%であった。
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